1990年2月11日(日)
建国記念日のこの日「ドラゴンクエスト4」が発売された。


当時高2だった俺は、その前日、妹を使い、電話帳に掲載されている地元の
おもちゃ屋やデパートにDQ4の入荷情報を問い合わせさせまくっていた。
といっても、5軒くらいなんだけどね、近所でファミコンソフト扱ってる店...(^^ゞ


結果、日向市駅前の[寿屋]に10本入荷されるとの有力情報をゲットした。
※予約販売は、行わない。要は、早い者勝ちってことらしい。

俺は、寿屋1本に狙いを絞った。実家から寿屋までは、約10km程の距離。
俺の手段は、チャリンコのみ。_| ̄|○

10本しかないDQ4を確実にゲットする方法は、一つしかない。
そう「開店前の店先に並ぶ」。これっきゃない。

つまり、「何時から並ぶか」によって、ゲット確率が変わる。
早ければ早いほど、その確率は、100%に近づくカーブを描く。
これを、[DQ4発売日ゲット確率関数]という。

でもって、俺が出した答えは、「3時」
まったくもって、根拠のない答えですが、本人は確信していました、ゲットできると。

で、親に内緒で夜中出歩くってのは、バレたら怖いので、
まずは、親に外出許可を申請した。そして、却下。_| ̄|○
「何と言われようが、俺は、絶対に行く!」と強引に説き伏せましたが。

で、秋葉原かなんかでDQ4発売に並んでいる列をニュースで中継しているのを見ながら、
夜更かしてると...
 とんでもない土砂降りキタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
 洒落になってない土砂降りキタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
チャリンコの俺、カッパ用意するも、おそらく意味無い。それくらいの土砂降り。
でも、行くしかないじゃん。DQ4欲しいじゃん。

で、そろそろ出かけるかと、2時くらいにゴソゴソとカッパ着てると、
 母親起きてキタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
やべ、外出禁止令か・・・と、びびっていると
 母「あんた、この雨ん中、自転車で行くとね?」
 俺「行くよ。この雨で並ぶ人減って、かえって、好都合なくらい」
 母「も~~~~~~、行くなら、送ってくわね、はよ準備しない!」
 俺の心の叫び『車で送りキタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!』


即座に軽トラの助手席に飛び乗り、母を待ち、そして、出発。
こんな↓歌が、ラジオから流れて来・・・てませんが
 ドライバーズ・シートまで
 横なぐりの雨
 ワイパーきかない 夜のハリケーン
「翼の折れたエンジェル」も真っ青な土砂降り。

途中、母は、以下のような感じでプリプリ怒ってます。
「こんげな時間にこん雨ん中で並んじょる人がおるもんね」
「あんたくらいじゃ、まっこつ、しんきね~」
「帰りは、汽車で帰ってきないよ、迎えにゃこんかいね」
※宮崎弁ですが、ニュアンスで伝わると信じて、翻訳なし!

土砂降りが続く中、寿屋前到着すると、すでに6人の人影が...。
時刻は、2時40分くらいだったかな。
俺「ほら、もう6人もおるやん、3時でもあぶねーくらいじゃ」
母「・・・」呆れております。で、とっとと帰宅。

一応、6番目に並んでいるおっちゃんに
「これってドラクエの列ですよね?」と確認。
おっちゃん
「ですよ。息子に頼まれて2時過ぎから並んじょっちゃけど、雨がね~。」
「もう、さみしてやれんですわ」←寒くてキツイってことね。

聞けば、小学生の息子さんにせがまれたらしく、俺と同じように電話しまくって、
ターゲットを寿屋にしたとのこと。おじちゃんも大変ね。

雨は降り続いています。
寿屋の軒下で捨てられた子猫のように体を寄せ合い朝を待つおっちゃんと俺。
この列は、4時過ぎに10人を超えました。
ま、その後も並んでいる人いましたが、入荷は10個ですから。たぶんね。

俺の疲労度が高まるに連れ、雨は弱まり、明け方にはあがりました。
8時くらいに、店員さんが出てきて整理券を配ってくれまして、
無事「7番」の整理券をゲット!
やはり、入荷は10個のみ。11番目以降の方は、残念!

疲れ&睡魔でボロボロな俺。
開店まであと2時間足らずだというのに、帰って寝たくなる。
電話ボックスから実家へ電話。
すると、前日活躍した妹が友達と買い物に出かけるとのこと。
使える奴だ。駅で待ち合わせ、妹に整理券と金を渡して、
「買ったらすぐ帰ってこいよ!」と念押しし、俺帰宅。
そして、爆睡。

目が覚めたら、2時くらいだったかな。
DQ4をゲットして早々に帰宅するの妹は、まだ帰宅していない。
携帯電話など無いこの時代。妹と連絡の取りようがないので、
仕方なく、ぼけ~っと妹の帰宅を待つが、DQ4やりたくてたまらない。
一向に妹は帰宅しない。やはり自分で買って帰ってくるべきだったと少し後悔。
妹が帰宅したのは、夕方でした。

まぁ、この頃から、ワクワクすると雨を呼んでいたようだ。