山口晃が前に下がる下を仰ぐ | Why Does It Always Rain On Me?

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気になっていた。
山口晃  『前に下がる 下を仰ぐ』 を最終日にYちゃんとふらりと行ってみた。入口になにやらパンフを持った人々の列。 館員さんに聞いたら、「ご本人がいらっしゃってまして、サイン会みたいになってまして・・・」 ひびき的に突発的にこうなっちゃった風?最終日だからいらしていたんでしょう。チケット片手にふらふら近づいて見てみると、ぎこちないけど、優しげにお客さんのカメラに目線をあげている山口さんの表情がなんともこの人いい人だな!で一瞬にして人としてこの人好きって思う。でも、まだ展示見てないのに、写真撮ってってのもなかなか感じ悪いしあきらめて中へ。



細かーい絵画の間をぬってまっすぐ進むような指示。で、奥から見始めたら、のっけから「ポータブルマン」で爆笑。かるいタッチのスケッチ風作品にも、上手さが出ちゃうのはやっぱり画力の違い。美大で基礎しっかりしてます的。犬ひとつにしても、私のイラストやらとはわけが違う、基礎が違うと思い続ける。さらに、「紙ツイッター」で爆笑 ヽ(´>∀<`*) ツイッターやりたくなった。

 

電柱のとこでは、電柱好きとしては、その内容にちょっと感心。
どっちが絵でどっちが立体か?
配線のかたちの名前がそれぞれ風流。
このかたちに千鳥ってネーミングが好き。
(ここだけ写真OKだった)

「続・無残ノ介」が始まり数枚の作品かと読み始めたらYちゃんがうしろ見てΣ(゚д゚) と。 わー、なにこの部屋全部無残ノ介~  


過去と現代がごっちゃごちゃ混ざり合った街の画は本当に隅々までじっくり見たくなる。違う作品を見るたびに、めんどくさい!と思う。見るのがじゃなくて描くのが。描くのめんどくさいくないの?!と。私だったらとつい思う。この画力がもしあったとしてもめんどくさくて描こうと思わないし、描き始めてもそれこそ人生かけて1枚とか?それでも、未完とか。



そういえば、この日家に帰って、なんと情熱大陸に山口晃だと!ヾ(*゚ο゚)ノオォォォォーーー!! なんたるタイミング。ていうか、これ見てから、この展示みたいと思ったら終わってる(」゜ロ゜)」マジカヨ。。。。 っていう人が何人いることか。実際、しょくばに今日いたし。 この中に未完だった「来迎図」。見たけど、未完だったって気づかなかったーー。っていうか、巨大な東京の画も下書きんとこあったし、これで完成なのか?それともライフワーク的に一生描き続けるたぐい?と思っていたので、未完でもそれはそれでアリなんじゃないかねー、とかね。 なんか言動がじゃっかんみょうだったけど、芸術家だなー。