相変わらず対局の描写が上手い(笑)。
盤面の様子、流れがキャラの台詞、ネット上のスレ、語り……あらゆる角度から描かれているから想像しやすい。
対局者の焦り、観ている側の高揚感が伝わってくる。
“西ヶ崎高校将棋部vs天王寺道場”では、
葵玲奈vs柚木凪咲
渡辺真才vs天王寺魁人
この2局にフォーカスが当てられていました。
特に葵ちゃんvs凪咲は良かったですね。
葵ちゃんの指しを全て研究してきた凪咲が主導権を握る展開が続いた一戦。
“用意してきた戦術”を序盤に使って、中盤以降はアドリブで指す傾向にある葵ちゃんにとっては土台となる序盤の戦術を完封されると非常に苦しくなる……
それでも第2巻から子ども達に将棋を教えるようになり、その子ども達から激励のミサンガを託されていた葵ちゃんは持ち時間もない中で執念の粘りで劣勢を打破!
凪咲が戦術を完封してくる、ということは最善手が読まれていること……とはいえ、敢えての悪手で動揺を誘い、自分のペースに引き込むのはなかなか出来ることじゃない。
シビれる大逆転勝利でした。
真才vs魁人は派手さはないものの、たしかな強者同士の対局って感じでした。
魁人が最終盤に攻めるも、三手足りなかった模様。
真才の狙いに気付くのが遅かった……感想戦で気付くよりも嫌だな、対局中に気付いて間に合わなかったパターンは。
“西ヶ崎高校将棋部vs凱旋道場”
渡辺真才vs青薔薇赤利
これはね、『真才、負けるんじゃね……?』と思いながら読んでました。
千日手が3回も起きた珍しい対局はどちらかというと青薔薇が優勢……真才が何とかくらいついている感じ。
あと、これはメタ読みにもなるけど、、、
団体戦だからチームとしては勝っても“個”で負けることは全然あるだろうって部分と、そろそろ『真才、負けるんじゃね?』っていうのもあって、作者の意図にはない理由かもしれないけど勝手にハラハラドキドキしてましたねぇ(笑)。
決着は大会ルール“27点法"。
27点法は本作を読む前からぼんやりと知っていたルールだけど、基本的には公式大会にでも出ない限りは触れることのないルールです。
互いの王将が敵陣に入った時に詰ませることが難しくなった場合に発動可能……各駒に点数が割り振られていて、27点分敵陣に入っていれば勝ちというもの。
まあ他にも王手がかかっていてはいけないとか色々あるんだけど。。。(・_・;
27点法は宣言して発動させるものなので、仮に宣言して27点に届いてなかった場合はその時点で負けです。
27点法を宣言するくらいの対局だったら持ち時間も枯れているだろうし、時間がない緊張感の中で点数を計算して……っていうのはなかなかタフな作業よねぇ。間違えた瞬間、負けですから。
真才は対局前に大会レギュレーションを確認している描写があったけど、『ここで活きてくるのか‼︎』と思ったし、真才が27点法での勝利を狙っていることに途中で気付いて対抗してくる青薔薇の視野の広さもエグい。
「王者の盤狂わせ」史上ベストバウトでしょ👏
そして、、、
この作品の描写の上手さは将棋のみならず、お風呂のシーンも🛀
露天風呂で葵ちゃんと凪咲が一緒になり、葵ちゃんのスタイルの良さを羨む凪咲……女の子同士でそういう会話をするシーンってよくあったりするけど、ホントにあるのかね?
女の子の方がそういう系の話のレベルがエグい、って聞くけど(笑)。
『王者の盤狂わせ』
— 『王者の盤狂わせ』公式@王クルコミカライズ9月連載開始&4巻2026年11月発売! (@zimetutei28) 2026年3月29日
最初はツンツン、でもある日を境にデレてくれる古き良きツンデレな東城美香を紹介!
将棋部一の実力者で、おまけにカーストトップの美少女同級生。
最初は将棋部に入ろうとする真才を試そうとしますが……ボコボコにやられてしまいます。… pic.twitter.com/92PmSl0rUs
そしてエグいのは葵ちゃんも羨む東城美香のスタイルの良さ。
1巻の表紙だったり、挿し絵だったり、旧Twitterの公式垢でそのビジュアルを見ることが出来るんだけど、東城美香は絵に描いたようなクールビューティー……それでいて抜群のプロポーション。
第3巻ではそんなに出番なかったけど、この子が一応メインヒロインです。
強い。
