【レビュー】『仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ』 | KENのブログ〜Flying to the World〜

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「仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー ガッチャ大作戦」



ストーリー:4.5

キャラ:5.0

映像:5.0

作中BGM:4.5

ED:4.0

おすすめ度:4.6

合計→27.6/30.0



雰囲気が対照的な「ギーツ」と「ガッチャード」ですが、今作は現行の「ガッチャード」寄りの雰囲気で構成されていました。

景和、祢音、道長がケミー化してしまったことで、「ガッチャード」の作品としてのポップさが際立ったかなと思います。



ストーリーで良かったのは浮世英寿の掘り下げがあったことですね。掘り下げがあるとはちょっと意外でした。

TVシリーズからずっと観てますが、クライマックスの英寿の涙は英寿に血が通った瞬間だなと感じました。不思議なものですよね、英寿はもう死んでいるのに。化けて出てくるようになってから血が通い出すという。

作中では母と再会した際に涙を流していましたが、人前で涙を流したのは今回が初……ですよね。

飼っていた犬への思い入れの強さが例え後付けのストーリーだったとしても、それこそ化かされたっていいくらい良いストーリーだったと思います。それだけ浮世英寿は隙を見せない、完全無欠な男だったので。




「ガッチャード」勢は通常運転って感じでしたが、宝太郎がクロスウィザードに見させられた夢の世界は面白かった……スパナが完全にキャラ崩壊してたから(笑)。

でも、スパナが本当の意味で仲間になった時にはあの姿が現実のものになるんじゃないかと僕は密かに期待しています。。。



タイトルにもなっている“最強ケミーのガッチャ”に関しては正直、『最強ケミーの割には軽くガッチャしてるなぁ。』って思いました。TVシリーズでもそうだけど、流れ作業感が出てしまうのは良くないわな。



TVシリーズで出てきた釘宮さんが実は今作の黒幕だった、というのは新鮮だったし評価したいポイント。

ただ、クロスウィザードを使い過ぎよ。何回敵にしてんだ…( ̄▽ ̄;)




今作を観るにあたって個人的には「ギーツ」の物語の締めに重点を置いていたので(Vシネがあるけども)、英寿の掘り下げがあって「ギーツ」のキャラが雑に扱われてなかったというところでは凄く満足してます。まあ、道長がケミー化してネタキャラ路線に行ってましたが、あれは昨夏の映画でも見せている一面なので全然OKよ。

強いて言うなら、英寿とツムリの絡みが欲しかったですね。やっぱり、最終回でああいう形になってるので。。。