ストーリー:4.2
キャラ:4.5
作画:4.6
作中BGM/挿入歌:4.5
OP/ED:5.0
おすすめ度:4.6
合計→27.4/30.0
約6年の時を経てTVアニメ2期が制作された「政宗くんのリベンジ」。
面白かったと言えば面白かったし、そうでもなかったと言えばそうでもなかった……。
つまらなかったわけではないけど、やはり最後の“小岩井吉乃ルートに行かなかった”というところで個人的には『うーん……。』って印象になっちゃったかな。
本作は主人公・真壁政宗が自分に『豚足』というあだ名をつけた安達垣愛姫に、惚れさせた上で最高の形でフる“デッド・オア・ラブ作戦”を決行する復讐ラブコメ……
だったのですが、2期ではその根幹を揺るがす衝撃の展開があり、8年前に『豚足』というあだ名をつけたのは安達垣愛姫ではなく、安達垣愛姫に扮した小岩井吉乃でした。
吉乃が政宗の復讐を手伝っていたのは、8年前の自分の言動・行動で安達垣さんの性格が変わってしまった(極度の男嫌いとドカ食い)ことを後悔していたから。
これはホント衝撃的だったけど、ストーリーとしては根幹を揺るがす展開ながら作品全体の流れが大きく崩れなかったのが良かった。
その要因として大きいのは安達垣さんの心情でしょうね。政宗が自分に復讐を企てている(企てていた)ことに気づいていても離れられないくらい、政宗を好きになっていて、政宗に追われる側だった安達垣さんがいつからか政宗を追う側になっていたのが面白かった。
ただ、逆に今まで遺恨を土台に関係性を築いてきた政宗の安達垣さんへの気持ちが分からなくなったというか、『別にもう安達垣さんに拘らなくて良くない?』って思ってたんだけど、、、
安達垣さんと付き合う理由として、最終話で“好きというより、安達垣さん相手にしかこれだけの努力は出来ない”って言ってて、何か納得させられちゃったよね。
そこのベクトルで判断するんだったら何も言えないわ、って感じ(笑)。8年も復讐の為に費やしたんだから。
で、僕の推しである小岩井吉乃は政宗にあっさり振られたわけですが、あの一連の流れはちょっと酷いというか、吉乃に告白させるんだったらその後のお試し期間とかも欲しかったよなぁ。
関東から信州まで駆けつけて告白したのに秒で振られるのはあまりにも……(T ^ T)
吉乃にチャンスを与える為に政宗を一度振った安達垣さんが政宗と復縁を果たすのも、何かモヤモヤする(苦笑)。
作品全体の流れは崩れてないんだけど、吉乃にフォーカスを当てたならもっと大事に扱って欲しかったなぁ。
あとキャラで言うと、2期からの新キャラであるミュリエル。
キービジュアルにも載ってるからストーリーに結構絡んでくるのかと思ったら、そうでもなかった。何だったんだろ。。。笑
作画に関しては1期と絵が結構変わっているんだけど、安達垣さん以外はほぼ違和感がなかった。
吉乃はむしろ可愛くなってたネ。
安達垣さんは髪色とか諸々原作寄りになった印象を受けたけど、変わりすぎたからか何かずっと違和感がありました。。。
1期はOPの「ワガママMIRROR HEART」がめちゃくちゃ刺さったけど、2期はEDの「twilight little star」が良かった…‼︎
続編が始動したみたいなのでまたいつかアニメ化されるかもしれないけど、個人的には吉乃ルートが見たいです(切実)。