第6回は2014年4月の両国大会『INVASION ATTACK 2014』から。
〜『INVASION ATTACK2014』主な出来事〜
☆中邑 真輔が棚橋 弘至を破り、「IWGPインターコンチネンタル王座」奪還‼︎
☆石井 智宏が内藤 哲也の挑戦を退け、「NEVER無差別級王座」V1
☆AJスタイルズがIWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカを襲撃…‼︎
etc.
NEVERは2月の大阪大会で王座から陥落した内藤さんがリマッチに臨むも、敗戦。石井さんが初防衛に成功し、バックステージではKUSHIDAさんが挑戦表明。これ、意外と知られてなかったりする。その後、台湾で2人はタイトルマッチを行い、石井さんが勝利を収めています。
IWGPヘビー級王者のオカダさんに襲いかかったのはAJスタイルズ。オカダさんにスタイルズクラッシュを浴びせたAJスタイルズは“BULLET CLUB”入り。当時の僕は『AJスタイルズ……誰?』って感じでした(笑)。
クレイジー一族(矢野 通&飯塚 高史)vsグレイシー一族(ホーレス・グレイシー&ダニエル・グレイシー)の異種格闘技戦もありました(笑)。
まだこの時の僕は矢野さん推しではなかったと思います。
そんな春の両国大会で取り上げる試合はコチラ。
2014年4月6日両国国技館
『INVASION ATTACK2014』
「IWGPインターコンチネンタル選手権試合」
《第7代王者》
❌棚橋 弘至
vs
《挑戦者/NEW JAPAN CUP2014優勝者》
⭕️中邑 真輔(CHAOS)
26分49秒
ボマイェ→片エビ固め
王者が2度目の防衛に失敗
早くもこの年3度目のシングルとなった“棚橋vs中邑”。
中邑さんからインターコンチを奪取した棚橋さんですが、最初の防衛戦の相手が中邑さん、そして2度目の防衛戦の相手も中邑さん。“大陸間”を意味するインターコンチネンタルと名のついたベルトに絡んでいながら“中邑 真輔”としか戦っていない状況に、煽りVTRで『ちょっとそろそろ鬱陶しいなぁ。』と本音を漏らしていました(苦笑)。
その『鬱陶しいなぁ。』という気持ちと、当日の2人に送られた歓声がやや中邑さんの方が大きかったこともあってか、棚橋さんは反則を織り交ぜながら膝攻めを展開。所謂“キラー棚橋”というやつですね。
棚橋さんは歓声の割合によって戦い方を変えることがありますが、この日は中邑さんへの歓声が多いと判断すると、すぐさまヒールの戦い方にシフト。
棚橋さんは“ベビーフェイスvsヒール”という図式への拘りが強い印象がありますし、完全決着にするという意味でも徹底的に潰す道を選んだのかなと。まあ、当時の僕はそういうのが全然分からなかったというか、ただ戦うだけではなく、魅せ方も大事だというのを知ったのはかなり後の話です。
徹底的に膝攻めをされた中邑さんですが、最後はスライディングボマイェからのボマイェで3カウント。インターコンチ王者に返り咲き、対棚橋の連敗を4で止めました。
この試合が結構象徴的だなと思うのですが、中邑さんって技が少ないですよね。だからこそなのか分からないけど、終盤のボマイェの畳み掛けが凄まじいです(^^;;
続く。。。