「この音とまれ!」感想 #8(第16話〜第17話)
落ち着かない2人。
前回のことがあって、心が落ち着かない鳳月さんと来栖さん。様子がおかしい来栖さんを武蔵が心配するも、余計に動揺して空回り気味に……。まだこれは可愛いもんだけど、鳳月さんに至っては愛が避けられてると感じてしまうくらい、距離を置くような冷たい態度になってしまう悲惨な展開(苦笑)。2人の心の乱れは演奏にも響き、滝浪先生が呆れて練習を切り上げるレベルのバラバラの演奏に。
学園祭当日。
武蔵が1年の頃の筝曲部の先輩・ましろさんが武蔵に会いに現れます。2人が仲良く話しているのを見て来栖さんは嫉妬。ましろさんが去った後に武蔵が紹介しようとするも、来栖さんは『私には関係ない…‼︎』とまさかの失言…‼︎ さすがに瞬時に気付いて、必死に訂正して何とかなったけど失言が過ぎる(苦笑)。
武蔵の先輩が演奏を聴きに来ていることを知り、気合いが入る実康たち。練習ではバラバラでしたが、本番ではさすがに気持ちが一つになったのか、上手くいった模様。
ってか、演奏してた曲が第13話までのOP曲「Tone」で笑った。良い曲よね^ ^
ふとしたことから、武蔵を好きになっていることが滝浪先生に気付かれてると悟った来栖さん。来栖さんは部に迷惑がかかるとその気持ちを無くそうとするも、滝浪先生は『誰だって迷惑をかけるし、かけられる。』と話し、『どうせなら、それパワーにしてみせろ。』と来栖さんに提言。
滝浪先生、気付いてたのか(笑)。まあ、来栖さんは恥ずかしいだろうけど、背中を押して貰えたんだし良かったんじゃないですかね(^^;;
一方、愛と鳳月さんは愛が『鳳月さん』と“さん付け”になってしまうくらい、距離感が出来てしまいました……。最後はいつものやり取りみたいな感じがあったけど、さん付けされたのは鳳月さんショックだろうなぁ。まあ、ショックという点ではお互い様なんだけど(苦笑)。
愛と鳳月さんより、武蔵と来栖さんの方が恋愛模様の展開が進んだ感じになったのは意外でした(笑)。
秋冬に開催される全国大会予選。勝ち抜くと夏の全国大会出場となるわけですが、夏の全国大会の時には学年が一つ上がっている為、2年の武蔵と来栖さんにとっては全国大会に行けるラストチャンス。滝浪先生に言われて初めて知った愛は驚きの表情……。急に、緊張感出てきたな。。。
選ばれた因縁の曲
滝浪先生が全国大会予選で演奏する曲として持ってきたのは、鳳月さんが中学時代にコンクールで演奏したオリジナル曲。この曲は鳳月さんが家元のプレッシャーに押し潰されている母の目を覚ます為にコンクールの課題曲を無視して演奏したもの。しかし、母に気持ちは届かず、コンクール失格という汚点を鳳月会に付けたことから鳳月会破門を言い渡された原因にもなっています。
滝浪先生は曲自体に全国に行けるポテンシャルを感じているみたいですが、鳳月さんは受け入れられない様子。鳳月さんにとっては黒歴史みたいなものだからなぁ……。
鳳月さん自身が当時の演奏をまだ聴いてないと知った愛が、一緒に聴いてみることを提案……というか、半ば強引に聴くことに(^^;;
すると、演奏を通して本来伝えたかったことや、『聴いた人に笑顔になって欲しい。』という曲に込めた鳳月さんの思いとは裏腹に、愛も言ってましたが『痛い』、『泣き叫んでいるように聴こえる。』といった“陰”の印象を与えてしまう演奏になっていたことに気付きます。それが偶然、姫坂女学院の凰の心には刺さったんだな(笑)。
自分の表現に問題があったと気付いた鳳月さんは、愛が以前『(音が)優しくなった。』と評したこともあって、滝浪先生の提案を受け入れることに。ただ、“陰”は筝曲部の雰囲気に合わないので、“陽”のイメージになるよう、滝浪先生が徹夜でアレンジを作成。邦楽祭以降、滝浪先生がめちゃくちゃ顧問として活躍してる(笑)。
今回は十七弦を愛と実康が担当。
十七弦を仁科楽器から借りて数は揃ったものの、仁科楽器に十七弦が1台しか無くなった為、部活終わりに愛と実康が揃って練習することが出来なくなるという状況に……。
そこで動いたのが鳳月さん。何と実家を訪れ、母に直談判。外野の内弟子がうるさかったですが、土下座をしてまで頼み込む娘を見て、母は二度と家に来ないことを条件に十七弦を貸し出します。
2人出てきた内弟子の中にオープニングに出てきているどう見ても重要キャラっぽい“堂島 晶”ってキャラがいました。もう1人の方はよくいる口うるさい性格悪そうな婆さんだったけど、堂島さんも性格悪そうです(笑)。
滝浪先生に『(好きな気持ちを)パワーにしてみせろ。』と言われた来栖さんは、武蔵を好きになっていい代わりに“部活引退まで気持ちは告げない”、“悟られないようにする”、“部や演奏に悪影響を及ぼさない”という三大鉄則厳守を心に誓った模様(笑)。
『でも、これだけは聞いておきたい…‼︎』と、来栖さんは武蔵に『ましろ先輩のこと好きなの?』と唐突に質問。動揺しながら『そりゃあ、まあ好きは好きだよ。』と答える武蔵を見てショックを受ける来栖さんでしたが、武蔵が『恋愛感情とかより、憧れに近いんだと思う。』と続けたことで、来栖さん満面の笑み。
悟られないようにするんじゃなかったのか(笑)。
#9に続く。。。