東京選抜、終了。
三日間の東京選抜が終了。ウインドユース・アカデミーとの親善試合は東京選抜の1敗1分。あれだけのメンバーが揃っていても勝てないなんて、アメリカはやはり強い。。。
乾のアクシデントでバッテリーを組むことになった成宮と御幸。成宮は同地区のライバルである御幸と組んだ時の為に、わざとチェンジアップを投げる時だけグラブの位置を上げ、御幸に癖があると思わせようと罠を仕掛けていました。
当然、御幸も成宮の癖に気付いていて、それを成宮に言わずに青道に持ち帰ってみんなに言いふらしたら成宮の勝ち……でしたが、御幸は悩んだ挙句、成宮本人に癖を指摘。
さすがに罠だったことには気付いていなかった御幸ですが、成宮としては結果的にただで情報を与えてしまった事となり、この前哨戦は御幸の勝ち。
御幸が成宮に指摘した時の反応を観た感じだと、この罠を考えたのは白河だな(笑)。成宮と御幸が組んだ時の為に策を用意してあるって言ってたし。抜け目ないなぁ、稲実。
共にシード権を持っている青道と稲実が夏の大会で当たるとすれば、準決勝か決勝。
御幸と成宮はもう静かに火花を散らしていました。
それぞれの帰還。
東京選抜に召集されていた選手たちはそれぞれのチームに戻りました。
1.薬師の怪我人はやはり……。
薬師高校から召集されていた平畠が学校に戻ると、まだ野球部は練習しており、エース・真田がキャプテンを出迎えます。
東京選抜を断ったとされていた真田ですが、怪我をしていることが平畠との会話の中で明かされます。関東大会に出場した際に怪我人続出と言及されていた薬師。
やっぱり、そのうちの一人は真田だったか……。。。
『夏には間に合わせる。』と話していましたが、夏大の開幕まであと1ヶ月ちょっと。真田が不在の投手陣は粘りきれず逆転負けが続いている模様。センバツベスト4の薬師、ピンチですね……。。。
2.御幸、帰還。
青道に戻った御幸は、早速スコアブックを見ながら青道の練習試合を振り返ります。今日のチームの様子を御幸に伝えるみんなが沢村のことを褒めていて、『頼もしかった』というワードまで出ました。
御幸が部屋に戻ると、沢村が入ってきて成宮と組んだのかどうか、打てそうなのかどうかを根掘り葉掘り聞いてきます(苦笑)。
御幸は成宮も成長していると伝えた上で『俺が打つ！』と宣言。
この答えに満足したのか、引き上げようとする沢村に御幸が『みんな、褒めてたぞー。』と伝えると、沢村は謙遜。聞きたいこと聞いて、言いたいこと言って去っていった沢村でした(笑)。
御幸と同室なのでこのやり取りを全て見ていた奥村。沢村が去ると、御幸に『もっと教えてください。沢村先輩のこと、ナンバーズのこと。』とお願いをします。
ピッチャーの力になれるキャッチャーになるべく、奥村も貪欲に動き始めました。
＃19に続く。。。