ーーさて、KENさん。昨日ドラフト会議が行われましたが、阪神タイガースは凄いことになりましたね‼︎
KEN いやー、甲子園のスターがこれだけ獲得出来るとは思わなかったですね(笑)。僕は正直、1位で西くんを取れただけで満足してたんですけど、その後に井上くんや及川くんまで取れちゃうものだから、ビックリっすよ(笑)。
ーー昨年の日本ハム並みの大豊作ですよね。振り返っていくと、最初の1位指名は星稜高校の奥川投手でした。
KEN 今年のドラフト候補ではナンバーワン投手ですからね。結局、最初に引いたヤクルトが当てたから、これはもうしょうがないですよ(苦笑)。
ーーそして、外れ1位で指名したのが創志学園の西投手。阪神の西勇輝投手とは遠い親戚ということで、これも運命というか……
KEN フフフ。まさに、“destino”(デスティーノ)ですね。阪神タイガースの“ダブル西”に期待ですよ(笑)。でも、外れ1位ながら、西くんを一本釣り出来たのは大きかったですよ。
ーー西投手を一本釣り出来たことで、流れ的にも阪神に傾いた感じがしますよね。もちろん、結果的にですが。
KEN 2位の井上くんはドラフト1位もあり得ると言われていた選手ですからね。阪神が求める“右の長距離打者”を取れて、完璧じゃないですか‼︎笑
□□『阪神としては、即戦力というよりも将来性を重視した感じですよね。』
ーー続いて3位で及川(およかわ)投手、4位で遠藤選手、5位で藤田捕手を指名し、1位から5位まで高校生を指名するという極端なドラフトになりました。
KEN 阪神としては、即戦力というよりも将来性を重視した感じですよね。多分、昨年社会人を3人取ったっていうのが大きいと思うんですけど。
ーー昨年、社会人では近本選手、木浪選手、齋藤投手を指名しました。近本選手と木浪選手は今年大活躍でしたからね。
KEN 2人の存在は大きかったですね(シミジミと)。近本選手と木浪選手がいなかったら、3位にはなれなかったと思いますし、今回これだけ将来性のある高校生を取れたのは2人がしっかり活躍してくれたからじゃないかなと思うんですよね。
ーー1年目からチームの中心選手になってくれたおかげで、将来性に振り切ったドラフトが出来たと。
KEN ハイ。それに、2軍の選手を見ると30歳前後の選手が多くて、じっくり若い選手を育てなければいけないタイミングだと思うんですよね。そういう意味ではベストなタイミングでベストなドラフトが出来たと思いますよ。
□□『昨年のドラフトでは同世代がポジションを奪いに来るという構図になったけど、今年のドラフトは下からの突き上げって感じじゃないですか。』
ーー非常に見栄えの良いドラフトである反面、近年の阪神は打てないと言われているなかで、即戦力の野手を1人も取らなかったというのは意外だったのではないですか?
KEN そうですね。ただ、ここまで極端だと逆に球団からのメッセージのようにも感じます。
ーー球団からのメッセージですか。
KEN 今いる野手を信じるってことかなと。打てないと言われていると同時に伸び悩んでいる若手・中堅の野手が多いので、壁をぶち破ってくれるのを信じたいっていう気持ちが見えます。
ーー今シーズンは、髙山選手がここ2年の不調から抜け出してチームに貢献したという流れがありましたからね。
KEN 髙山選手の場合は同じポジションの近本選手の存在が大きかったと思いますよ。同じ左バッターですし。
ーー競争意識が高まったということですか。
KEN ハイ。昨年のドラフトでは同世代がポジションを奪いに来るという構図になったけど、今年のドラフトは下からの突き上げって感じじゃないですか。
ーーなるほど。昨年とは違う方向から競争意識を高めにきたということですね。
KEN まあ、真相は分からないですけど、少なくとも僕はそう感じました(笑)。
おしまい。