私達夫婦は、お互い元引きこもり。
同じ経験があったこともあり、
意気投合して、結婚したのですが、
なぜか私が妊娠するたび、旦那が会社へ行かなくなること
が大きな不安要素でした。
三人目のときは、ついに半年くらい休職になったことで
私のほうが精神を病み
市役所へ離婚届を取りに行くまで追い詰められました。
私はげっそりした顔だったけど
離婚届を渡してくれた、市役所のお姉さんの優しい笑顔が印象的だったなぁ
私の父が昔、
酒乱の引きこもりニートだったので
働かない人間とだけは結婚しない
と心に決めていたのに、
まさか、このようなことになろうとはね
精神科ってね、めちゃくちゃ簡単に診断書出すんですよ。大した問診もせず。(所にもよるでしょうけど)
旦那も、普通に動けるし元気そうだし、
出不精なものの、ボランティアには意気揚々と行っていたので、
ホンマに病気か?
と私は疑っていました。
最初、妊娠を報告した日から、会社を休みがちになったので、
そうなった元は向こうの心の方に原因があったのでしょう。
私は旦那を恨んでましたし、一番頼りたかった時期に頼れなかったことが憎かった。
でも、今は、見方が変わりました。
彼をそうさせていたのは私だったかもしれない、と。
私は、旦那さんを信用できなかったんです。
子供の頃から、親も兄弟も信用せず、友だちすら信用せず、生きてきました。
親がいつ危害を加えてくるか、分からなかったから。
昨日まで親友だった子が、いつイジメてくるのか、分からなかったから。
(過去、苦労したんです、色々と)
だからか、私は、旦那のことを信頼することができなかった。
心の何処かで、頼ることができなかった。
心の拠り所にしてしまうと、彼がいなくなった時に、全て崩れるのではと怖かった。
だからこそ、
常に旦那に対して怒っていました。
旦那からすれば、居心地悪かったでしょうね
今思えば、私は、
旦那に対して、素直じゃなかったし、
頼ることもしなかったし、
感謝を伝えることもなかった。
感謝ってなに?
どうやって伝えるの?
伝えたくても、
喉につっかえて言葉に出てこない💦
甘え方、頼り方がわからない💦
結局、何が喉をつまらせていたのか?
多分ね。お母さんへの恨みだったんです。
子供の頃、私がお父さんにひどい目に遭わされていたのに、
見て見ぬふりし、
助けず、フォローもしなかった母が
ずーーーーっと許せなかった。
だから、
困ってる人を助けない人間のことが、
許せなかった。
だから、旦那に対しても
私のことを助けなかった人間
として恨んでたんですね。
今は、母のことも理解できます。
母もね、男性を、人を、頼ることができなかったんです。
絶対に弱さを見せないし、情けない所を他人に見せない。
本当は不安で、本当は不信感でいっぱいで、本当は助けて欲しくて、悲しくてたまらなくても。
平気そうな顔をする人なんです。
実際の母は、
すごく怖がりで、不安症で、弱い人なのだと、
最近になって分かったんです。
衝撃でした。
私のことも、父のことも、正論で攻撃しまくってた母が、弱い人?
あの母が、本当は心では泣いてた?
不安でいっぱいだった?
認めてほしくてたまらなかった?
嘘でしょう?
でも、そう思うと、
なんであんな必死に私のことを、批判し、
父のことも批判したのか、説明がつきます。
人のせいにしないと、
立っていられなかったんですよね。
自分の弱さに押しつぶされそうだったから。
悲しみ、不安に押しつぶされそうだったから。
そう思うと、
母が、小さい子供に見えて、
なんだか
「そうかぁ、辛かったんだね」
って、
抱きしめたいような、不思議な気持ちになったんですね。
母は、母で、
小さい頃から、親に抱きしめられた覚えも、遊んでもらった覚えもなく、
本音でコミュニケーションすることもないまま、愛情らしい愛情を受けずに育ったんです。
おばあちゃんとお母さんは、親子なのに、端から見ていても、親子らしい温度感がなく、
なんかお城の殿様と、その家来って感じでしたね。笑
緊張感があるというかね。
上下関係の圧があるというのかな。
とにかく、その雰囲気から、家の中が、安心の場ではなかったことは、簡単に想像つきます。
なので、私の母のことを許せたら、
旦那のことも許せるようになり、
旦那さんに対して、ありがとうと、ごめんなさいを言えるようになりました。
これ、私にはすごい難しかったからほんと、進歩だわ
いや、いかにこじらせた女だったか。
旦那の懐の深さを痛感しました
それからというもの、夫婦関係も順調です。やっぱりありがとうと、ごめんなさいって言葉は大事やね。
ちなみに、旦那さんに対しての関わり方を変えられたのは、この方のお陰です。
読みながらめっちゃブレイクスルー起きたので、本当に感謝してます。
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