成体の雄シロネズミに対し、葉の抽出物(500mg/kg、経口投与)またはアンドログラフォロイド(5mg/kg、経口投与)を単回投与すると、四塩化炭素(5mL/kg)に起因する脂質過酸化物の値が低下する。四塩化炭素(1μL)に起因する肝ミクロソーム脂質過酸化物は、葉の抽出物またはアンドログラフォロイド(0.5μg/mgおよび5μg/mg蛋白質)により低下する。四塩化炭素(2μL)の濃度を最高にした場合、肝ミクロソーム過酸化物は、アンドログラフォロイド(0.5μg/mL)の存在下ではわずかに増加したが(25%)、葉の天然抽出物の存在下では増加はみられず(Choudhury B. R.ら、1984)、他の肝臓保護剤の関与が示唆される。
センシンレンは、ウサギにおいて血管収縮物質と、高コレステロール食と脈管障害後の再狭窄に起因する動脈硬化症と腸骨動脈狭窄症を阻害する。この阻害効果は、虚血性心疾患の高リスク患者に処方されるマックスEPA(MaxepaR)などのΩ3多価不飽和脂肪酸より高い(Wan D. Wら、1994)。精製したセンシンレン抽出物をイヌに投与すると(1mg/kgに続いて80μg/kg/分を緩徐にボーラス静注)、虚血性障害が予防される(Go Z.ら、1996)。高血圧自然発症ラットでは、水溶性抽出物で収縮期血圧が低下するが、これはおそらく血奬中を循環するアンギオテンシン変換酵素の低下、または腎臓の遊離基レベルの低下によるものである(Zhang C.Yら、1996)。
根に特徴的にみられるフラボンの製剤を、左前下行枝動脈を機械的に損傷させたイヌの治療に使用した。この製剤は、プロスタグランジンl2の合成を引き起こし、トロンボキサンA2の産生を阻害し、血小板凝集を抑制する血小板中のサイクリックAMP(cAMP)合成を促進する。これにより、トロンビン形成と心筋梗塞の発生が予防されることが示された(Zhao Y. H.ら、1991)。
センシンレンの抽出物とアンドログラフォロイドは、ラクターゼ、マルターゼおよびスクラーゼ・ジサッカリダーゼの活性化によって、炭水化物の消化と腸吸収を促進する。成体の雄シロネズミでは、小腸、すなわち十二指腸、空腸、回腸において、刷子縁膜と結合する加水分解酵素(マルターゼ、ラクターゼ、およびスクラーゼ)に、用量依存的で特徴的な活性が認められた(Choudhury B. R.ら、1985)。
二重盲検による対照臨床試験の結果、センシンレン抽出物を含有する錠剤が、かぜを予防することが示された(Cacere D. D.ら、1997)。天日干ししたセンシンレンの粉剤を食餌に混ぜてメスのマウスに6週間与えると(2g/kg/日)、この植物を摂取していない繁殖可能な雄マウスと交尾した際に妊娠が阻害される(Zoha M. S.ら、1989)。
乾燥させた葉の粉薬を雄シロネズミに60日にわたって経口投与すると(20mg/日)、精子形成の休止、精細管の退行変化、ライディッヒ細胞および精巣上体の退縮がもたらされ、抗精子形成作用が示された(Akbarsha M. A.ら、1990)。
しかし、雄ラットの精巣毒性が何ら認められなかったと報告する別の論文もある(Burgos R. A. ら、1997)。
用量 新鮮な絞り液5~10ml、粉薬1~3g、煎出液50~100ml。 ススルタサムヒターおよびKiraatatikaに記載のKiraatiktaとBhuunimibaのほか、Kiraatatiktaka、Katutikta、チャラカサンヒターに記載のTrnanimbaは、インド科学アカデミーの科学者P. Rayらと、「薬物におけるDalhanと彼の見解(Dalhan and his Comments on Drugs)」のシャーマ博士によって、チラタと同じものとして扱われている。CCRASは、Bhuunimbaをセンシンレンと同じものとして扱っている。Bhuunimbaはチラタと同じものとしても扱われているため、これでは実際に薬物を投与する際に混乱をまねくおそれがある。 CCRASは、センシンレンをYavatiktaaと同じものとしても扱っている。Yavatiktaaは苦味があり、yava(オオムギ)畑でみられる植物である。一方、センシンレンは湿気のある日陰の荒廃した土地や、ときには乾燥した森の中で旺盛に生育する。栽培もされる。したがって、これ以上の混乱を避けるには、センシンレンをグリーンチラタと呼ぶべきではない。
下痢についてスクリーニングしたところ、動物モデルでは、アンドログラフォロイドは新生児下痢症の流行原因に最も多く挙がる大腸菌(耐熱性)エンテロトキシンに対し、非常に有効であることがわかった。この植物の抽出物は、腸チフス菌(Schoter)に対する抗チフス症活性とともに、斑点病に対する抗真菌活性も示した。生理食塩水とエーテルでのシュート抽出物は、黄色ブドウ球菌(Micrococcus pyogenes var. aureus)に対する抗菌活性を示した。