さ夜なかと夜はふけぬらし雁が音の聞こゆる空に月わたる見ゆ

 

              題しらず

              よみ人しらず 古今和歌集 巻第四 秋歌上 (192)

               ※ 「万葉集 巻第九 秋歌 柿本人麻呂」と同じ

 

夜はふけ、光からもっとも遠ざかるこの時間帯。

遠くから渡り鳥の、友と呼び交わす声が聞こえてくる、── 天空には月読の姿。

 

この夜闇の中、月読の言の葉は降り続ける。── 移り行く命の歌の中、闇は洗われてゆく。

 

 

 

 

 

RARE 1978 LIVE RECORDING

 - Karl Richter plays Prelude & Fugue in B Minor, BWV 544