強い雨

広く路面から上がる靄は、打つ雨のしぶきなのか、熱した路面から蒸発するものなのか。
 

種子
発芽をじっと待つ姿でもあり、膨大な数の中でのあまりにも低い可能性そのものの姿でもある。
 
バガボンド:井上雄彦
やっと頂上に立ったら、遠くにさらに高い山が見える風景。
頂上とは目標であるのと同時に、通過点に過ぎないのだろう。
 
行き止まり
枯らしてしまった泉の前で、水が湧いてくるのを待っている人の姿。
森の中に日は暮れてゆく。
 
NASA 火星探査機「オポチュニティ」
火星での探査で、当初90火星日の行動が予定されていたそうだが、実際の活動は1000火星日に及んだ。
大砂嵐の中でバッテリー低下の信号が地球に届き、それが最後の信号になった。
その信号は数値だったが、次のように翻訳された。
「バッテリー残量が下がり、暗くなってきている」
 
呪詛
願望と呪詛の間の距離はそれほど遠くはない。
否定的な願望を持てば、願望の実現を求めること自体が呪詛になるからだ。
 
通行止め
別の道が見つからなければ、帰るしかない。
帰る道が見つからなければ、別の道を見つけるしかない。
なにも見つからなければ、通行止めの看板の前で立ち尽くすしかない。
 
押し付け
一緒に行動したいという思いが、押し付けに転じることもある。
 

表現

心情的な表現には「歌」を感じ、心情的ではなく構築的な表現には「都市風景」を感じる。

同じ曲でさえ、表現様式によってそれを感じる。
もちろん歌か都市風景かの二者択一ではなく、両方とも選べるわけだが。
 
雨の中、濡れたまま翻っていた旗が、いまは陽光を受けて翻っている。
立っているだけなのに、遠くへと歩んで行くかのように。
 
 

 

LPレコードで映画音楽 / カーメン・キャバレロ ”シャレード” ”愛情物語” 他 全6曲

 Carmen Cavallaro "Charade " "To Love Again" - VINYL