今回ご紹介する、「YouTube マニアックなヤングにマニアックな音楽を」シリーズは、”ミスティック・ムード・オーケストラ”が演奏したレコードからのものだ。

 

最初、ジャケット写真の感じや毛筆で書いた「引き潮」という文字などから、日本の団体なのかと思っていたらアメリカの団体だった。

1960年代、楽器の音以外に海などの環境音も積極的に取り入れ、独自の世界を切り開いた団体なのだそうだ。

 

ここに収められた”真珠採り”で環境音は聞こえないが、演奏だけ取っても傑作だと思う。演奏自体が実力派なのだ。

このレコードは海をテーマにした音楽を集めている。雰囲気的にはカリブ海あたりが似合うような感じがする。

いや、カリブ海を見たことはない。

 

なお、南の海の雰囲気を持つ音楽としては、他にビリー・ヴォーンのものがあるので、こちらもオマケに付けた。

ハワイアン音楽である”南国の夜”が共通して含まれる。

ミスティック・ムード・オーケストラの表現がややウェットなのに対し、こちらはあくまでも明るい。

雰囲気的にはマイアミ・ビーチといったところだろうか。いや、もちろん行ったことはない。

 

LPレコードで海の音楽 ”引き潮” ”南国の夜” 他 全5曲

引き潮 - Ebb Tide (0:00)

南国の夜 - On A Tropic Night (2:34)

そよ風と私 - Andalucia (5:45)

真珠採り - Pearl Fishers (9:07)

港の灯 - Harbour Lights (12:41)

 

LPレコードでビリー・ヴォーン ハワイアン音楽 ”南国の夜” ”ブルーハワイ” 他 全6曲

南国の夜 - On A Tropical Night (0:00)

カイマナ・ヒラ - Kaimana Hila (2:38)

ブルー・ハワイ - Blue Hawaii (5:01)

小さな竹の橋 - On A Little Bamboo Bridge (7:07)

タイニー・バブルス - Tiny Bubbles (9:40)

サンゴ礁の彼方に - Beyond The Reef (12:13)