もう寒い日も残り少ない。ということで今回の「YouTube 良いものだけを世界から」は、いきなり「夏の日の恋」の聴き比べを選んだ。飛ばし過ぎだ。
この曲は1959年のアメリカ映画「避暑地の出来事」のテーマ音楽だ。タイトルだけで映画の中身がわかるところが、なかなか良い。
この聴き比べの中で、パーシー・フェイス盤は全米ヒットチャートで、いまなら信じられないが「9週間連続トップ」という途轍もない記録を残した。
実は「夏の日の恋」の聴き比べはかなり以前にアップロードしていた。
その中の1曲が、当時は「YouTubeで使ってもいいよ」だったのだが、いつのまにか「やっぱり駄目だよ」になっていた。
そのため、その演奏を外して別の演奏を入れ、再アップロードしたのがこれだ。カバーが多い曲だからこそできることだった。
LPレコードで ”夏の日の恋 / 避暑地の出来事” 6種の演奏で聴き比べ
パーシー・フェイス - Percy Faith (0:00)
ポール・モーリア - Paul Mauriat (2:27)
モーリス・ルクレール - Maurice Leclerc (4:49)
ゲイリー・ヒューズ - Gary Hughes (7:25)
ビリー・ヴォーン - Billy Vaughn (10:28)
フランク・プゥルセル - Franck Pourcel (12:59)
どうせ飛ばし過ぎならと、もうひとつ、暖かな日を感じさせる音楽を取り上げたく、もうひとつご紹介したい。日本ではマニアックな存在の曲だが、「アンナ」だ。
1953年に公開されたこの映画は、なんと、プロデューサーが自分の奥さんを自慢?したくて作った映画なのだそうだが、まあなんでもありだ。
ノリの良いテーマ音楽はブラジルの「バイヨン」という種類の音楽なのだそうだ。
この中の3曲目”トリオ・ロス・パンチョス”の演奏などが、その雰囲気を出しているのかもしれない。
最後に貼ったのが、映画でアンナを演じたシルヴァーナ・マンガーノが歌ったものだ。
LPレコードで ”アンナ” 5種の演奏で聴き比べ
マルコム・ロッキャー - Malcolm Lockyer (0:00)
スクリーンランド・オケ - Screenland Orch. (2:29)
トリオ・ロス・パンチョス - Trio Los Panchos (4:49)
ジョン・スコット - John Scott (7:17)
リチャード・ヘイマン - Richard Hayman (10:34)
El negro Zumbon - Silvana Mangano 1953
