世界のヤングお待ちかねの、ヤングミュージックショーは映画音楽特集だ。

このレコードは、ちょっと珍しい。

というのも、演奏団体名の記載がまったくなく、表記は「オリジナル・サントラ / 他」だけなのだ。

 

ご紹介する中でオリジナル・サントラは「禁じられた遊び(ナルシソ・イエペス)」、「鉄道員(カルロ・ルスティケリ)」、「第三の男(アントン・カラス)」で、それ以外はカバー演奏によるものだ。

 

カバー演奏の団体名表記が、「他」なのだ。

おそらくレコード会社所属のスタジオ・ミュージシャンによる演奏で、団体名がなかったのだろうと思う。

 

団体名が不記載といっても、聴いてみれば技術的に非常に優れていると思うし、そもそも技術以前に、独特の雰囲気を持っている。

「昭和ムード歌謡」という雰囲気なのだ。このような雰囲気を持つ映画音楽レコードは、実はこれしか知らない。

 

昭和ムード歌謡なら、赤坂の夜は更けてゆくといった雰囲気だろうか。

なぜかついつい日本酒を飲みたくなる。欧米の団体ならワインやウィスキーなどの出番になるから、不思議なものだ。

 

 

LPレコードで映画音楽 ”ジャニー・ギター” ”太陽がいっぱい” 他 全6曲

死ぬほど愛して - Sinnò Me Moro (0:00)

夜霧のしのび逢い - La Playa (2:26)

ジャニー・ギター - Johnny Guitar (5:25)

太陽がいっぱい - Plein soleil (8:44)

禁じられた遊び - Jeux interdits (11:12)

ジェルソミーナ - Gelsomina (13:39)

 

 

LPレコードで映画音楽 ”真夜中のブルース” ”鉄道員” 他 全5曲

真夜中のブルース - Mitternachts-Blues / Midnight Blues (0:00)

鉄道員 - Il Ferroviere (2:41)

ブーベの恋人 - La Ragazza Di Bube (5:09)

第三の男 - The Third Man (8:20)

エデンの東 - East of Eden (12:21)