高台にある限られたエリアで、緑は夏の陽光を受けている - 常陸太田市 鯨ヶ丘

 

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常陸太田市の旧市街、”鯨ヶ丘”をめぐった。ここの北斜面側は独特な雰囲気を持っていて、ときどき立ち寄る。

高台に位置するのが鯨ヶ丘で、歴史的に古いエリアなのだが、市街地の中心が移ったことにより、シャッター街化が進んでしまった。

 

いまでは町興しによる再生途上のエリアと言えるのだが、南斜面側はともかく、北斜面側は斜面が急だからだろうか、離れてしまう人が多いようで、放置されてしまった家が目立つ。

そこに路地や階段、坂道が迷路のようにめぐらされているのだ。

 

そんな道を、ルートを決めることもなく歩いて行く。

まだ梅雨入りもしていないはずなのに、なんだかムチャクチャ暑い。光のコントラストもバリバリ高い。

 

久しぶりだなと思う。放棄されてしまった家の劣化は進み、そこに緑は陽光を受けて爆発的に拡大してゆく。

どこか限定されたエリアだと感じるのだが、限定を越えようとする熱の高まりの中を歩いて行くのだ。