渓谷の音は子ども達の歓声に重なり、そこに伝説は紡がれる - 高萩市 花貫渓谷

 

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なんだか猛烈に蒸暑い。ということで、高萩市の花貫渓谷に行った。

”名馬里ヶ淵” から花貫ダムに沿って、通称”めがね橋”まで歩いた。歩程で往復3km程度といった所だろうか。

 

片道1.5kmといっても、風景の容貌は実に多様だ。

”名馬里ヶ淵”は、そこに残された伝説で知られるが、歩いていてどこか神秘的な雰囲気がある

渓流だけではなく、なにかが止まらず動いているのを感じるのだ。

 

過去に、道に沿った斜面の下を流れる渓谷から、子どもたちの歓声が聞こえてきたことがある。

斜面に茂る竹林の向こう側に、その声は響いていた。

渓流遊びに来ているんだろうと思いつつ、ふと、声が聞こえるあたりに遊び場なんかあったかな、と思ったりもした。

 

もちろん、その付近を隅々まで知っているわけではない。実際に遊び場となる場所があるのかもしれない。

知らないからこそ、知らず、謎を引き寄せてしまうことだってあるのだろう。

 

それなら、知っていてなお、謎を引き寄せることだって可能なのだろう。

ハイコントラストの中、片道わずか1.5kmの区間は、どこまでも豊かなのだ。

 

 

なお、”名馬里ヶ淵”伝説に関しては、次の記事にまとめた。