止まることなく変化してゆくエリアにある、今も変わらぬもの - 日立市 赤羽緑地、泉神社

 

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FD 50mm 1:1.4 S.S.C. (CANON)

 

 

今日は雨のち曇り、たまに晴れ間も射すという盛り沢山?な天気だった。

で、日立市南部にある赤羽緑地と泉神社に行った。

 

今年の紅葉をもう少し撮っておきたいと思ったのだが、雨の日に紅葉を撮影しても、どこかベタっとした写りになってしまう。

しかし最近、ハイコントラスト下での撮影が多かったから、ローコントラスト下での撮影もたまにはいいかと思ったのだ。

 

赤羽緑地は住宅街の中にある。地元の人に聞いたところ、窪地で水が集まるため昔は田んぼが作られたこともあったそうだ。しかし沼地が深く、水はけも悪いので結局放棄されてしまったそうなのだ。

 

現在では地元の有志によって、少しずつエリア全体の整備が進んでいる。しばらく来ていないと、少しずつの積み重ねによってかなり様変りしているのに驚く。

整備は大規模に機械を使うわけでもなく、ほとんど手作業によるものなのだと思うのだが、止まることのない作業によって、大きく様変わりしつつあるエリアなのだ。


そんな赤羽緑地には、崖をくりぬいた古代墳墓群が残されている。

これももちろん手作業によって掘り抜かれたのだろう、中を覗き込むと古墳時代の鑿の跡がまだ残っている。

古代において少しずつ掘り抜いた痕跡が、いまも残っていることに驚かされてしまうのだ。