今回の「ナウな音楽を世界のヤングに」シリーズは、パーシー・フェイスだ。
彼はアメリカ・イージーリスニング界の代表的な存在なのだが、非常に端正な演奏スタイルは、アメリカ的なものも欧州的なものも併せ持っているように思う。
ご紹介する (1) (2)は、”海”にちなんだ音楽ばかりを集めたものだ。なにしろ「引き潮」が入っているというだけで、最初にご紹介するしかない。超名曲の超名演だと思うのだ。
(1) LPレコードでパーシー・フェイス ”引き潮” ”白い渚のブルース” 他 全4曲
(2) LPレコードでパーシー・フェイス ”ラ・メール” ”珊瑚礁の彼方” 他 全4曲
ラ・メール - La Mer "Beyond The Sea" (0:00)
想い出のサマー・ブリーズ - Summer Breeze (4:45)
珊瑚礁の彼方 - Beyond The Reef (9:10)
バリ・ハイ - Bali Ha'i (12:03)
(3)(4) は欧米の映画音楽をまとめたものだ。(3) がアメリカ映画名曲集、(4) がヨーロッパ映画名曲集だ。
(3) LPレコードでパーシー・フェイス ”風と共に去りぬ” ”魅惑のワルツ” 他 全4曲
(4) LPレコードでパーシー・フェイス ”ムーラン・ルージュの歌” ”黒いオルフェ” 他 全5曲
(5)はこれまでアップロードしたものから外れていたものだ。
その時の気分で選曲するので、未紹介のままだった名曲をまとめた。
(5) LPレコードでパーシー・フェイス ”ゴッドファーザー” ”ある愛の詩” 他 全6曲
ゴッドファーザー - The Godfather (0:00)
ある愛の詩 - Love Story (3:28)
ラヴァーズ・コンチェルト - A Lover's Concerto (6:39)
日曜はダメよ - Never on Sunday (9:23)
オリーブの首飾り - El Bimbo (12:07)
ムーン・リヴァー - Moon River (14:50)
実は今回のお薦めは (6)(7)(8) だ。スタンダード曲ばかり集めたものなのだが、演奏スタイルは強い個性やリズムを持たず、ひたすら淡々としたものだ。そこが良いと思う。
1950年代の終わりごろの録音のようだが、ゆるい音によって包み込むような、柔らかな深みが素晴しいと思う。
(6) LPレコードでパーシー・フェイス ”ブルー・ムーン” 他 全4曲
(7) LPレコードでパーシー・フェイス ”ハウ・ハイ・ザ・ムーン” 他 全4曲
(8) LPレコードでパーシー・フェイス ”星影のステラ” 他 全4曲
(9) はパーシー・フェイス特集として作成したものではないのだが、1曲目(シェルブールの雨傘)以外すべてパーシー・フェイスによるものなので、合わせてご紹介することにした。
(9) LPレコードで映画音楽 ”風のささやき” ”シェルブールの雨傘” 他 全5曲
シェルブールの雨傘 - I Will Wait for You (0:00)
ロミオとジュリエット - Romeo and Juliet (2:44)
男と女 - A Man and A Woman (5:56)
風のささやき - The Windmills of Your Mind (8:11)
ビリー・ホリデイ ”愛のテーマ” - Happy "Lady Sings The Blues" (10:43)
(10) はすでにご紹介済みなのだが、パーシー・フェイスの最大ヒットである「夏の日の恋」の新旧バージョンを入れているので、これも合わせてご紹介することにした。
(10) LPレコードで ”夏の日の恋” 5種の演奏で聴き比べ