渓谷に涼風は吹き、龍は熱量の中に眠っている - 北茨城市 花園神社、水沼ダム

 

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北茨城市の花園神社と、途中にある水沼ダム湖畔を歩いた。

花園神社は創建が西暦795年だが、もともとは仏教の寺院だった。仏教寺院とは言っても、当時の交通事情を考えれば一般人が気軽に立ち寄れるような場所ではなかったから、山岳修験道の地だったのだろう。

 

神仏混合のまま水戸藩からも保護されてきたのだが、明治になって神仏分離により寺院は除かれ、「花園神社」となったのだ。

 

花薗神社は山間部の花園渓谷に面している。その花貫渓谷は下流域で水沼ダムとなる。

ともかく雨が降らない。水沼ダムの水位はかなり下がっており、湖底が透けて見え始めていた。

湖岸には遊歩道が整備されているのだが、歩いている人の姿もほとんど見ない。

 

最近、体内の熱量がまったく抜けないという感覚がある。体内に滞留したままになっていると感じるのだ。

恒常的に体内の熱量が高まったままになると、どうなるのだろうか。なにかこう、それに対する好奇心が止まらなくなるではないか。

 

猛烈な残暑の中、湖底が透けて見えるほどに水量は低下しているにしても、花薗の龍にしてみれば、多少のダイエットに過ぎないだろう。

不死の龍がふたたび拡大を始めることだけは確かなのだ。