猛烈な熱波の中、水辺に高密度化してゆくもの - 那珂市 茨城県民の森、文洞溜

 

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C.C Petri 1:3.5 f=200mm (PETRI)

 

 
例年なら梅雨明けしてから一気に猛暑になるものだが、なんだかとっくに猛暑になっている。
ということで、那珂市の茨城県民の森と、近隣の文洞溜をめぐった。
 
いつもならギャーギャー鳴き喚いている蛙も、暑すぎる今日は静かだ。まれにウシガエルが「モー!」と気合を入れているが、その声すらもアンニュイなものに聞こえる。
 
なぜかヤギが草を食べていたりする。「な、なぜ、こんなところに」とか思う。
ヤギは面倒そうにこちらを一瞥し、「だれだ?おめ?」といった表情を見せる。
 
「・・それにしても」と、ふと思う。「だ、誰も歩いておらんのぉお」。
それほど汗かきでもないのに、それでもTシャツがずぶ濡れになってゆく。胸の「あかんべマーク」がべったりと身体に貼り付く。
 
もう少し先まで行ってみようと欲張りすぎたのだ。
熱波の中の風景の濃密さは、今後さらに高密度化してゆくのだろう。