ともかく、なにかの存在を知るためには、視覚や聴覚などだけでは済まないのだ。
それなら、もう少し知りたければ五感程度のものでは済まないのだろう。
 
音楽
聴いているのと同時に、自分の内の何かが一緒に歌っている。
 
賑やかに鳴いているが、人の気配を察するといきなり静まり返る。
ほどなく、また賑やかに鳴き始めるのだが。
こちらの存在に気が付いているのは沈黙のときなのであり、つまりこちらとの語らいがあるのは沈黙のときなのだ。
 
高湿度の日
夏の日、それはまるで龍の息吹きの中にいるかのようだ。
 
読書
知人で、枕元に本を置いているという男がいる。
なんと、寝るときに読むと、すぐに眠ることができるのだそうだ。
 
ラム酒
泥酔するためにある酒。
ラム酒でまず思い浮かぶのは、あのジョリー・ロジャーだ。
ウィスキーより格上と思ってしまうではないか。
 
読書
食事中、本かなにかを読んでいないと落ち着かないという男がいる。
味覚とは縁遠い男だと思う。
 
庭付きの家
そこに住むのに向かない人。
それは、小さな虫や野草の小さな花々を見つめてしまう人だ。
 
モンスター
その圧倒的なパワーを、もし自分たちのために使おうとするなら、鎖でがんじがらめにしてそのパワーの安全な部分だけを引き出すほかはない。
それを怠れば、モンスターは必ずそれを扱う者を喰い潰すだろう。
中国と、彼らの資本主義であるモンスターとの関連。
 
夏の夕暮れ時の風
涼しくなった風が、その日一日の熱を思い出話のように語っている。
 
 
 
 

 

LPレコードで ポップ・クラシカル ”愛よ永遠に” ”グリーンスリーヴス” 他 全5曲

 - "La 40 ème Symphonie" "Greensleeves" - VINYL