急な坂道と階段に囲まれた古い街は雨降る中に - 常陸太田市 鯨ヶ丘エリア

 

使用レンズのご紹介リンク

ZOOM-MASTER 1:2.8-4 f=35-70mm MULTI-COATED (SIGMA)

 

 

常陸太田市の旧市街地、通称”鯨ヶ丘”をめぐった。
このあたりは高台にあることから平安時代末期に城塞が築かれ、周辺地域がそれにともなって城下町として発展した。
 
江戸時代には物流の要として栄えるなど、歴史的に非常に古いエリアなのだ。
いまはさかんに町おこしが進められている。蔵や古民家が多いため、それを利用した洒落たショップの姿も見かける。
 
集客のための強力な決め手がないとの嘆きを聞いたことがあるが、エリア全体の「アート」の密度を上げれば、リピーターを増やして行けるのではないかと思う。
 
高台にあるから、古くからの急な坂道や階段が多い。そんな坂道や階段に沿って家々が建ち並んでいる。
しかし傾斜が急な北斜面側には、人が住まなくなって放棄されてしまった家が少なくない。安全ではないと判断されたのだろうか。
 
今回めぐったのは北斜面側だ。”一筆書き”でめぐれるようなルートではないから、同じ階段や坂道を二度も三度も通過するなど、なかなかヘルシーだ。
 
で、歩いているうちに、それまで止んでいた雨が降り始めた。どうせすぐ止むだろうと思っていたら、さらにバーバー気合が入り始めた。
いつもとは異なる絵を拾って行けということなのだろう。