途上にあるシークレットガーデンは、訪れる人を拒絶することもなく - 常陸太田市 旧里美エリア

 

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Super-Takumar 1:4/150 (Asahi-PENTAX)

 

 

天気は「重たい曇天、時々雨」だ。
常陸太田市の旧里美村エリアをめぐった。具体的には町屋変電所跡、春友彫刻の森、大中神社およびその周辺だ。いずれもが国道沿線にある。
それにしても記事が三部になってしまった。撮りも撮ったりだ。
 
一カ所、ルート上に不思議な公園がある。睡蓮の花が咲く名前のない公園だ。
そもそも公園なのかどうかも分からない。
あるいは地主さんが休耕田に水を張って庭園化したのかもしれない。公園ではなく湿生植物が広く生育する、個人の庭園だ。
 
近隣の湧水が豊かなのだろう、庭園が水の流れによって成り立っているという点で独特だ。
庭園へと湧水を導くための水路の周囲には、ミズバショウの株がいくつか見られた。いまも少しづつ手が加えられているのだろう。
 
知られないような場所にあるという点ではシークレットガーデンなのだが、少なくとも、閉鎖されたシークレットガーデンではない。
そこを見つけた人だけが立ち入ることができる、ちょっと不思議な庭園なのだ。