【白黒写真】 標準レンズで拾った2023年2月の絵

 

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カメラを持って歩いていると、話しかけられることがある。

「なにを撮っているんですか?鳥ですか?」

「いや~、いれば撮ると思いますけど、特に決めていなくて、形とか撮るんです」

「形?」

「例えばあそこに木の枝が広がっているでしょ、その横に家の軒が張り出してますよね、それを組み合わせるとか」

 

範囲を指さしながら、カメラの液晶画面を見せる。昼間だとあまり良く見えないのだが。

「まあ!いいですねえ!」

「おい、本当に見えて言ってるの?」などとは考えないが、こういう会話で気がつくことがある。

 

「形を撮る」など、普段は意識していないのだ。聞かれ、答えることによって言葉という形になる。

モノクロームな「形」。シャッターボタンを押す瞬間にも、さまざまな会話があるのだろう。