今回の「雨が降る日は、ナウな映画音楽で」シリーズは、映画音楽 ”パピヨン” と ”風のささやき” だ。

 

映画 ”パピヨン” は、無実の罪を着せられた男が、孤島の監獄から脱獄したという実話をベースにした映画だ。

曲名は映画タイトルの ”パピヨン” で通用するが、オリジナルタイトルは ”Free as The Wind / 風のように自由に” だ。

 

ご紹介する演奏には、フランス・イージーリスニング界のツートップ、ポール・モーリアとレイモン・ルフェーヴルが含まれる。

ここでも両者の個性の違いが際立っている。

 

”風のささやき”は、映画 ”華麗なる賭け” のテーマ曲で、こちらは銀行強盗を成功させ、まんまと逃亡する物語だ。

 

邦題 ”風のささやき” のオリジナルタイトルは、”The Windmills of Your Mind / きみの心の風車(ふうしゃ)” だが、独特の印象を与える。

 

いずれのオリジナルタイトルにも「風」が含まれるのが興味深い。

主演はいずれもスティーブ・マックィーン。このような映画では右に出る者がいないように思う。

 

 

LPレコードで ”パピヨン” 4種の演奏で聴き比べ

ポール・モーリア - Paul Mauriat (0:00)

ニニ・ロッソ - Nini Rosso (2:28)

レイモン・ルフェーヴル - Raymond Lefèvre (4:52)

ケン・ソーン - Ken Thorne (8:18)

 

 

 

LPレコードで ”風のささやき” 4種の演奏で聴き比べ

パーシー・フェイス - Percy Faith (0:00)

ヘンリー・マンシーニ - Henry Mancini (2:34)

ローレンス・ウェルク - Lawrence Welk (5:35)

ロニー・アルドリッチ - Ronnie Aldrich (8:08)