湖の上流にある雨降る聖域は、緑に埋もれ - 北茨城市 花園神社、水沼ダム
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朝から霧が出ている。それなら霧の風景を取ろうと思ったのだが、いきなり頭を抱えてしまった。候補が複数あるのだ。
しかし頭を抱えたままでいると夕方になってしまう。
というわけで、北茨城市の花園神社に行くことにした。
山ぶかい場所にある神社だ。もし濃霧だったら、どれほどまでの絵が待っていてくれるのか、見当も付かないではないか。考えただけで気が遠くなりそうになる。
で、行ってみると霧はさっぱり出ていなかった。トドメに、到着した途端にきっちりと雨が降り始めた。
それにしても何か異常だ。花園神社の駐車場の奥にある山の杉林が大規模に伐採されている。
伐採された手前には、古びた「水源涵養林」の看板が立っている。しかしこれでは涵養も何もない。
黒前神社がある堅破山でも同様の事態になっている。
いったいなにが起こっているのだろうか。古来、日本人は神社の片隅にある木でも、不用意に伐り倒すことを恐れてきたのだが。