縄文時代の常世の国は、今日は曇り時々雨 - 日立市 水木周辺

 

使用レンズのご紹介リンク

 

 

毎日曇りか雨だが、涼しい日が続く。快適だ。しばらく、やや遠いところをめぐっていたので、近場を選ぶことにした。日立市の水木周辺だ。

 

古来、このエリアは海の幸、山の幸、川の幸のすべてに恵まれていた。

奈良時代初期に編纂された常陸風土記には、「すべてにおいて豊かで、まるで常世の国(=天国)のようだ」と書かれている。水木周辺はまさにそのようなエリアだった。

当時、近隣のナウなヤングは酒肴を持って湧水や小川があるあたりに集まり、歌ったりしながら賑やかに楽しんでいたそうだ。

 

湧水がある場所に「泉神社」がある。紀元前42年に創建されたとあるから、縄文時代からこのエリアは聖域とされていた。

神社は海からそれほど遠くはない。直線距離で数百メートルといったところだ。

茨城県北部では屈指のパワースポットと言える、東西の金砂神社の神が最初に降りたのが水木の海岸だったとされている。

そんなエリアをシャッターを切りながらめぐるのだから、じつにヘルシーと言える。

 

 

持ち出したレンズは、ゼンザブロニカの焦点距離40mm単焦点レンズだ。これは中判645用レンズなのだが、自作マウントアダプターでα7で使用可能にしたものだ。

創業者の名前、吉野善三郎→ゼンザブロウ→「ゼンザブロニカ」という気合の入った社名には、誰もが胸熱になるだろう。

関係ない話になるが、「キヤノン」はいわゆるキャノンではなく、観音→クワンノン→キヤノンだ。なかなかのワザ師と言える。

 

海だけはフルサイズ40mmではちょっと苦しかったので、APS-Cモードで撮影した。そのため、撮影範囲は焦点距離60mmのレンズ相当になる。

なお、波は一般的なシャッター速度ではクリーミー?に写ってしまうため、1/5000secに固定して撮影した。これでなおクリーミーに写るなら、そもそも被写体がクリーミーなのだと思うしかない。

またコントラスト補正もしたから、他の写真とは感覚的にやや異なったものになっているのだが、すべて同じ日に撮影したものだ。

 

蛇足になるが、デジタルカメラの場合、マニュアル測光であっても、たとえば「絞り値をレンズの最高性能が出る2~3段絞り込んだ位置に設定」し、「シャッター速度を超高速域に設定」しても、ISO感度が「オート」なら自動露出が可能になる。

カメラ性能の限界付近での使い方になるのだが、つまり抜け道があるということなのだ。ISO感度域が広いカメラほど、光量が少ない場所でも超高速シャッターが切れるから、撮影領域もひろがるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

Overture "1812 - Finale" with Roar of Cannons

- SILVESTRI - TCHAIKOVSKY - [ Vinyl Record ]