将軍家の街の直線と緑の混沌 - 水戸芸術館、桂岸寺、水戸八幡宮、その周辺
よく晴れた一日だった。ここしばらく、17mm超広角レンズにハマっている。
超広角レンズを使ってカメラを少しでも上や下に向ければ、平行な縦の直線は極端なまでに「ハの字」や「逆ハの字」になる。
カメラを水平にすれば平行は保たれるものの、パースペクティブは奥行き方向に効いてくるから、近いものでも、とんでもなく遠ざかる。
もちろん、広角レンズ特有の特徴と言えるのだが、超広角レンズにおいてその要素は圧倒的に増幅されるのだ。
で、今回、そんな17mmレンズを付け、市街地撮影をしようと思った。
なにしろ市街地は直線のかたまり?だ。超広角レンズによる極端なパースペクティブの強調は、市街地撮影でどうしても使ってみたいと思わせるのだ。
ということで、今回は水戸の市街地をめぐった。具体的には水戸芸術館、紫陽花で知られる桂岸寺、水戸八幡宮そうしてその周辺だ。
水戸の市街地には、直線だけでなく、じつに多様な色彩があると感じる。
グリーン、ブラウン、ブルー、グレーから、トドメに桃色?に至るまで実に多彩だ。
めぐったのは、あくまでもごく一部に過ぎないのだが、水戸徳川家お膝元の直線と色彩の混沌を、「超」広角レンズで拾ってゆくのは、あまりにも楽しいと思うのだ。