立ち止まった場所で拾っていった絵 - 日立市および棚倉町

 

 

使用レンズのご紹介リンク
 

通常、写真撮影はまずレンズを決めてどこかに行くようにしている。もちろん目的は写真撮影になる。
それによって、たとえば片道十五分程度の近場に行く場合でも、撮影旅行的な感じがしてくるから、非常にハイCPな趣味と言える。なにしろわざわざ旅行に行かなくても済むのだ。
 
なんだか、異常にしみったれた趣味に思えてくるが、もちろん、写真撮影を目的としない、「普通の」撮り方もしている。
普通にカメラをバッグに入れておき、「もし」撮りたいものがあれば、その時には撮るというやり方だ。
 
その場合、使うレンズは、単焦点レンズなら準広角が適していると思う。つまり昔の単焦点コンパクトカメラの画角だ。
今回、カメラに付けたままにしていたレンズは、フィルム時代のコンパクトカメラ「フラッシュフジカ」のフジノン38/2.8だ。
 
「フラッシュフジカ」は、昔のストロボ付きAFファミリーカメラだ。
焦点距離38mmというのは、いまとなっては奇異に思えるが、当時は主流だった。記念撮影に最も適した焦点距離だったのだろう。
 
フラッシュフジカ自体は電池破裂による内部腐食が激しいジャンクで、¥500程度で入手したのだが、レンズは無事だったので取り外し、Eマウント用に改造したのだ。これをフルフレームで使った。
 
記念撮影で多用すると思える撮影距離3~5m程度なら、少なくとも画面中央部のピントはまともになるが、絞り開放ではソフトフォーカスレンズのようにボケボケになる。
暗ければ、絞られた状態のまま自動的にストロボが発光するから、絞り開放での画質は考慮されていないのだろう。
 
つまりこのレンズの描写は、撮影距離や絞り値によって、劣化方向に大きく変化する。
もちろんそこに描写の良さが出るのだが、もしそんな状態での写真を人に見せれば、「なんだ、ピンボケ写真じゃんよ」とか言われかねない。
もしそう言われたら、素直にこう謝罪するしかない。
「すまん。アートのわからない君に、こんな写真を見せてしまった僕を許してくれ」。
いや、こういう憎々しい言いぐさをして、好きこのんで人から恨みを買う必要もないが。
 
今回の写真は、「撮りたいものがあれば、そのときには撮る」というやり方によるもので、過去2~3週間内に撮影した写真をまとめた。
ただし、別カメラを使った棚倉町での撮影において、こちらをサブとして併用した写真も混じっている。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

the rolling stones brown sugar