オリンパスの、望遠レンズ専用テレコンバーター 2X-Aだ。
OMマウント対応品だから古い製品なのだが、鏡筒はプラスチック製であり、1980年代に入ってから発売されたものと思われる。
テレコンバーターは単体では使用できず、メインのレンズと組み合わせて焦点距離を2倍にするアクセサリーレンズだ。
たとえば今回は135/2.8と組み合わせたが、テレコンバーターの使用によって270mm/f 5.6レンズとなる。
これで、比較的コンパクトなままに、超望遠域に踏み込んだ焦点距離となるのだ。
また、テレコンバーターには大きなメリットがある。焦点距離が2倍になっても最短撮影距離が変わらないのだ。
これは、「いま一歩寄りたい」というときに強みを発揮するだろう。
今回のメインレンズはエレメントが5群5枚構成だが、このテレコンバーターのエレメント枚数は7枚であり、メインレンズより多い。
それなら、焦点距離が伸びるというだけでなく、レンズ自体が別物に変わると考えても良いだろう。
もちろん、画質の劣化は避けられないのだが、劣化もまた個性と考えれば、どんな写りになるのだろうかと、わくわくするではないか。
暖かい日が続く。紅梅はもうほとんど終わったが、白梅の花がかなり咲いているだろうと予想し、水戸光圀公(=水戸黄門)ゆかりの西山荘に行った。
で、つぼみばかりで、まだほとんど咲いていなかった。早すぎた。(^^;
「ぬ、ぬかったわ」とか思いつつ、しかし、やたら早く咲き始めたり、全体の花期が終わってから、しぶとく咲き始める個体がかならずあるものだ。
今回は、そういう気合の入った個体に期待することになった。それらは超望遠レンズで切り取るのにふさわしい個体と言えるだろう。
かどうかはわからないが、さらに、西山荘の周辺もめぐった。
いつものことながら撮影枚数がやたらと多くなったが、このテレコンバーターの能力を検証したい人には、それなりに役に立つだろう。