氷結し始めた水辺の風景 (2) - 大子町 袋田の滝周辺
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袋田の滝の氷結が始まっている。寒い日が続き、いよいよ7~8割が氷結しているのだ。それなら調査?に行く必要があるだろう。
袋田の滝は、平安時代末期の僧侶であり歌人だった西行法師が称賛していたから、かなり古くから広く知られていたと言える。
花もみち経緯にして山姫の錦織出す袋田の瀧 (西行法師)
この和歌は季節が違うが、西行法師は「一年のうち、四季折々四度見なければ、ここの良さはわからない」と言っていたそうだから、いつでも行く価値があるだろう。
そうして、山姫はいつでも、訪れる人々を迎えてくれるのだろう。
滝の周辺に露出している地層は火山岩であり、1500万年前のものだ。
柔らかい地層なら水流によって削られ、滝はとっくに消滅しているだろうが、火山岩による岩盤はとんでもなく硬いのだ。
同じく火山岩によってできた日光華厳の滝の地層は2万年前のものだ。若い。あまりにも若すぎるではないか。
いや、よその滝を地層の新旧でとやかく言っても仕方がないのだが。