水辺に彩色と黒は交錯する - 福島県矢祭町 滝川渓谷
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西行法師が矢祭を和歌に詠んでいる。
心ある人に見せばやみちのくの矢祭山の秋のけしきを
地名には何らかの由来があるものだ。「矢祭」は、源義家が奥州制圧の帰路、通りかかったこの地の美しさに感動し、矢を奉納して戦勝の報告をしたのが由来とされる。
なるほど、そんじょそこらの地名とは血筋というか格式が違う、と思ったりもする。
いや、自分が住んでいるわけでもない地名の自慢などしても仕方がないのだが、ときどき行きたくなってしまうのだ。
矢祭というエリアは、ほぼ全域に渡って神社とよく似た気があるのをしばしば感じる。
古代から山岳信仰の地であった八溝山麓に接しているからなのだろうか。
なんとも不思議だ。
