TAMRON SP [01A] 1:2.8-3.8 35-80MM
1980年に発売された、タムロンのアダプトール2標準ズームレンズだ。
焦点距離が35-80mmのレンズは、このレンズ以前にはQZ-35Mがある。
しかし光学系のスペックは、QZ-35Mが「13群13枚、F2.8-3.5」であるのに対し、01Aは「8群9枚、F2.8-3.8」だ。つまり01Aはまったくの新設計レンズなのだ。
タムロンはユーザーによるマウント交換方式を、一眼レフ登場期から採用していた。
マウント交換式の走りと言える「Tマウント」は、いまでも天体望遠鏡で使われているが、これもまたタムロンが開発したものだ。
マウント交換式である「Tマウント」、「アダプトマチック」を経て、最終形となったのがアダプトール方式だ。
1973年にスタートした初代アダプトールシステムは、プログラム露出カメラの登場に伴い、露光精度をより確実なものとするため、1979年にマイナーチェンジを受け、アダプトール2となった。
マウント交換式である「Tマウント」、「アダプトマチック」を経て、最終形となったのがアダプトール方式だ。
1973年にスタートした初代アダプトールシステムは、プログラム露出カメラの登場に伴い、露光精度をより確実なものとするため、1979年にマイナーチェンジを受け、アダプトール2となった。
今回ご紹介するレンズは、アダプトール2の初期レンズだ。
このレンズにはタムロンが特に力を入れて開発したレンズに冠する、「SP (Super Performance)」名が付いている。このレンズもまた、SPの名に恥じないレンズだと思う。
このレンズとは、大子町の久慈川沿いにある蕎麦屋にでも行こう。店内の調度がやたらと濃密な雰囲気を感じさせる店がいい。
そうして帰路には常陸太田の八幡神社にも立ち寄ろう。
水戸藩による八幡神社潰しによって、領内に百五社あった八幡神社はわずか四社になった。この神社は残った四社のうちの一つなのだ。