SMC PENTAX-M ZOOM 1:4 75-150mm
撮影はα7Rで行ったが、上の写真のカメラはペンタックスK2だ。
1980年に発売された中望遠2倍ズームレンズ、M75-150/4だ。
Mシリーズの登場が1976年だったから、このレンズは4年遅れて登場したことになる。単焦点レンズがズームレンズに置き換わりつつある時代のものだ。
1970年代の中期、多くのメーカーが一眼レフカメラやレンズの小型軽量化を追求した。ペンタックスMシリーズも、小型軽量を追求したシリーズだ。
小型軽量ではあっても、Mシリーズのレンズは金属鏡筒であり、質感も維持されている。もちろん、このレンズも例外ではない。
実は初めて使ったズームレンズがこれだった。そのため、ごく平凡なスペックのレンズであるにもかかわらず、思い入れが強いレンズなのだ。
ズームレンズとはトリミングレンズだと思っているのだが、最初にこの中望遠ズームレンズを使ったからなのだろうか。
ズームレンズを、「さまざまな焦点域のレンズを1本で済ませるレンズ」と考えれば、2倍ズームでは役不足だろう。
しかしトリミングレンズと考えれば、まだまだ出番があると思うのだ。
※この記事のデータは次のサイトを参照させていただきました。労作をありがとうございました。
「Mシリーズレンズ」
天気予報では午前中は雨。
このレンズとは、観光用に整備されていない水辺でもめぐろう。那珂市の又三池と文洞溜だ。地図を見ながら、一筆書きのように様々な場所をめぐってゆこう。
雨の中の撮影では、レンズ前面に雨滴が付着し、まるでソフトフォーカスフィルターを付けたような描写になることがある。雨滴が入り込んで曇ったりしたらなおさらだ。(^^;
しかし雨の風景なら、ソフトフォーカスの描写も楽しいだろう。
そうして県内有数の規模の古代墳墓群がある梵天山の森にも立ち寄ろう。
Cymbaline