TAMRON [20A] 1:3.5 70-150MM CF TELE MACRO
1980年に発売された、タムロンのアダプトール2マウントレンズ、「20A」だ。
1979年に発売された前機種「02A」とはスペックが同じだが、光学系は一新されている。
型番の付け方がナゾだ。たとえば、「03A」の光学系を一新した後継機種は「103A」だったが、「02A」の後継機種は「102A」ではなく「20A」なのだ。
まあいい。(^^;
02Aがわずか1年で製造中止になったのに対し、20Aはピントリングの回転方向を変えた20ABも含めて、4年間販売された。
あまり見かけない機種だと思うのだが、人気があったのだろうか。
タムロンには70mm前後でスタートする望遠ズームレンズが多種ある。このレンズは望遠端が150mmと、もっともズーム倍率が低い。
しかし経験的に、無理のないスペックのレンズの写りに問題はまずない。このレンズもスペックは地味ながら、なかなかの絵を見せてくれるのだ。
「アダプトール」とは、レンズ側のマウントをユーザーによって交換可能としたシステムだ。つまり、ニコンボディとキヤノンボディを持っていても、同じレンズを使い回しできる。
これによって、ミラーレス機のマウントアダプターの選択肢もひろがるのだ。
たとえば、ヘリコイド付きのM42マウントアダプターを選べば、マクロレンズ並みに寄れるようになるだろう。
また、テレコンバーターなどのレンズアクセサリーを使う場合も、マウントを選択できるため、自由度がひろがる。
アダプトール方式は、応用まで考えれば拡張性のあるシステムと言えるのだ。
なお、撮影枚数が多くなったので、記事を2つに分ける。
この記事は(1)だ。(2)はこちら。
強い雨が降った後の海辺にて (2) - タムロン [20A] 70-150 ◇
夜中から朝まで強い雨が降った。気圧の変動が大きいと、海はその表情を大きく変える。
それならこのレンズとは海に行こう。崖に沿った道や浜辺をめぐろう。
Led Zeppelin - Carouselambra
& The Epic (Album mix & Deluxe Edition rough mix blend)