NIKKOR 35mm 1:2 NIKON
撮影はα7Rで行ったが、上の写真のカメラはニコンF3だ。
1975年に発売されたニコンのニューニッコール、35/2のAi改だ。
ニューニッコールはいわゆる「がちゃがちゃ方式」の最終バージョンで、1977年に測光方式の変更を受けたAiニッコールになる。
しかし光学系はすべて同一だ。初代が発売された1965年から2005年末まで、なんと40年の長きにわたって光学系は設計変更を受けなかったのだ。
国産レンズとしては希に見る長寿命の光学系と言えるだろう。
35mmという焦点距離は非常に使いやすいと思う。
肉眼でなにかを見る場合、特に集中することなく、自然体で見た範囲が35mmの画角に近いように思う。
つまり、被写体に自然体で向かい合える焦点距離が35mmだと思うのだ。
このレンズとは、河原の竹林に沿った道を歩こう。
とくに観光用に整備されているわけでもない、野放図に茂ってきた竹林だ。
風が吹けば竹林には硬い音が響く。あの音が好きだ。
河原の道を時間をかけて歩いてゆこう。
The Rolling Stones - DEAD FLOWERS (ALTERNATE VERSION)