TAMRON [02A] 1:3.5 70-150MM MACRO
1979年に発売された、タムロンのアダプトール2マウントレンズ、「02A」だ。
アダプトールとは、レンズ側のマウントをユーザーによって交換可能としたシステムだ。
つまり、ニコンボディとキヤノンボディを持っていても、同じレンズを使い回しできるのだ。
これによって、ミラーレス機のマウントアダプターの選択肢もひろがる。
たとえば、ヘリコイド付きM42マウントアダプターを選べば、マクロレンズ並みに寄れるようになるだろう。
また、テレコンバーターなどのレンズアクセサリーを使う場合も、マウントを選択できるため、自由度がひろがる。
アダプトール方式は応用まで考えれば、拡張性のあるシステムと言えるのだ。
タムロンには70mm前後でスタートする望遠ズームが多種あるが、このレンズは望遠端が150mmと、もっともズーム倍率が低い。また、SP玉でもなく、ネットで話題になるようなレンズでもない。
発売が1979年で製造中止が翌1980年だったから、わずか1年間販売されただけのレンズであり、非常にマイナーなレンズと言える。
しかしその写りはほかのアダプトールレンズと同様に、かなりの実力派と言える。経験的に、無理のないスペックのレンズは写りに問題はまずない。
このレンズもスペックは地味ながら、誇張抜きに、単焦点レンズに迫ると思えるほどの絵を見せてくれるのだ。
このレンズを連れて、水辺の残雪の中を歩こう。
気温が低い日が続いたが、今日はそこそこには気温が高い。残雪は急激に消えてゆくだろう、消えてしまう前の残雪の中を歩いてこよう。
"Waarom Mocht Dit Niet Lang Duren" - HOLLAND Favourite Song -