Super-Multi-Coated TAKUMAR  1:2.5/135
 ASAHI OPT CO,.



 

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撮影はα7Rで行ったが、上の写真のカメラはペンタックスESだ。



1971年にマルチコートされて発売された、スーパー・マルチ・コーテッド・タクマーだ。
光学系は1965年のスーパータクマー2.5/135と同じ、4群5枚構成のエルノスターであり、コーティングがモノコートからマルチコートに変更になった。


マルチコート技術によって、レンズの発色やコントラスト、耐逆光性が大きく改善されたことは、業界に大きな衝撃を与えた。
この後、他のメーカーも一斉にマルチコート化に踏み切ることになるのだ。


135mmレンズは、望遠レンズ中では、もっとも市場に出回った。
一眼レフカメラが一般に普及し始めたころには、花形とも言える焦点域のレンズだったのだ。

この135mmという焦点距離は、被写体を実視覚で把握しながら「切り取る」ことができる画角と思う。
これが200mm以上になると、実視覚だけでは把握しきれず、ファインダーを覗くまではわからない異界性?が濃くなってくるのだ。

その意味で、望遠レンズとしては扱いやすいレンズと言え、かつて単焦点望遠レンズで、「おすすめの焦点距離は135mm」とされたことは、いまでも通用すると個人的には思うのだ。


※この記事のデータは次のサイトを参照させていただきました。労作をありがとうございました。
望遠レンズ史



今日は天気が良く、風もない。こんな日は街中に取り残されたような自然公園をめぐろう。赤羽緑地だ。
かつてこの場所で縄文時代の墳墓が多数発見され、いまは一帯が市民団体の手によって保護されている。

観光ガイドにもほとんど出てこない、休日でも静かな緑地だ。
関東平野と阿武隈山塊の境界にあるこの場所に、古代人の夢はいまも残るのだろうか。このレンズはそれをどのように切り取ってくれるだろうか。


 

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