[103A] 1:3.8 1:4/210 80-210MM CF TELE MACRO
1981年に発売された、タムロンの「103A」だ。
これは1978年に発売開始された「03A」の後継機種となるが、10群13枚のレンズ構成は新設計になっている。
ユーザーによるレンズマウント交換方式であるアダプトール方式のレンズ群はいまなお評価が高く、このレンズはその中でもかなりの高評価を受けている。
タムロンは特に力を入れて開発したレンズに「SP」名を入れている。このレンズにSP名はつかないが、SPレンズと比較しても、なんら遜色がないと言われているレンズなのだ。
それにしてもアダプトールシリーズは、このレンズも含めて、設計製作にあたって、労力を惜しみなく注ぎ込んだと思えるほどに、本当に丁寧な作りになっている。
タムロンのアダプトールシリーズがいまなお人気がある理由は、写りだけではなく、作りの良さを兼ね備えているという点にもあるのだろう。
モノ作り日本の価値観?を、いまだ漂わせているレンズなのだ。
朝から快晴だ。このレンズとは、森の中の道を歩こう。那珂市にある県民の森だ。
森の中の光と影との交錯は、行くたびに新しい表情を見せてくれる。
今日もまた、あらたな表情が出迎えてくれるのだろう。
上の写真の下部を切り出し
J.S. Bach - Chorale Prelude in F minor BWV 639