CANON LENS FD 85mm 1:1.8 S.S.C.
撮影はα7Rで行ったが、上の写真のカメラはレンズと同時代のキヤノンF-1だ。
1974年発売のキヤノンFDレンズだ。光学系は前モデルのFL85/1.8から一新され、4群6枚構成となった。
さらに、多層膜コーティングである「S.S.C.(スーパー・スペクトラ・コーティング)」がほどこされ、色再現においてもFDレンズ群全体が一貫性を持つことになった。
キヤノンでは、「本来の色」というものの基準を、太陽光のデータを1年間取って決定したという。そうして「S.S.C.」によって、本来の色を再現することが可能になったのだ。
FDレンズシリーズの登場に至って、MFキヤノンレンズはひとまずの完成を見たと言えるだろう。
中望遠レンズの画角は標準レンズからやや絞り込まれ、被写体を「見つめる」感覚がある。
ポートレート撮影に多用される焦点距離だが、もちろん一般風景撮影においても、「見つめる」という視点からの絵が描き出せるだろう。
なお、撮影枚数が増えたので、記事を二つに分ける。
この記事は(2)だ。(1)はこちら。
聖域の森に秋風は (1) - キヤノン FD85/1.8 □
今日は天気が良くなると言っていたが、それでも雲が多い。
ときどき、雲の切れ間から陽が差す。被写体も、光の受け方によってめまぐるしくその姿を移り変えてゆく。
それも面白い。それなら近隣の御岩神社に行こう。深い森の中にある神社だ。
光の受け方が移り変わる被写体を、85mmという焦点距離で追ってみよう。
この付近の地質学的な特徴はこちら
日本列島の歴史は日立の地面から始まった?!
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