(ETR) ZENZANON MC 1:3.5 f=150mm


 

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ゼンザブロニカの中判645、ETRシリーズ用のゼンザノンレンズだ。
このレンズはETRシリーズ第二世代のレンズで、発売は1980年ごろだろう。


中判用レンズではバルサム劣化の曇り玉をしばしば見かける。このレンズは5群5枚構成だから、バルサムの影響はありえない。古いレンズでも、発売当初からの描写の劣化はほとんどないと言える。
5群5枚の光学系が気になるが情報がない。クセノターなのだろうか、不明だ。


645用レンズを35mmフルフレームで使う場合、イメージサークルの中心部だけを使うことになる。
欠点が出やすい周辺部は影響しようがない。そのため、画面全体にわたって均質な描写が期待できるのだ。
なにかと期待度の高いレンズではある。(^^;


645フォーマットのレンズは、
焦点距離×0.6が、35mm判換算の画面範囲となる。このレンズの場合90mmになるから、645カメラでは中望遠レンズとしての位置付けになる。

それならポートレート撮影などに使われたのだろうか。
おそらくスタジオユースのレンズだったと思えるが、個人的には中判用レンズは立体感のある描写を見せてくれるレンズが多いと思う。
このレンズはどんな絵を描いてきたのだろうか。


なお、ブロニカETR→Eマウントアダプターが見当たらないので自作した。製作手順を次のリンク先に記載した。

 

 


このレンズは、これまで通り過ぎていたような場所をめぐるのに使おう。広く明るい場所を選ぼう。
ただ通り過ぎていた場所も、多くの表情を見せてくれるだろう。

 


 

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Mozart: Flute Quartet in D Major, K. 285 / Peter-Lukas Graf & Carmina Trio