(ETR) ZENZANON MC 1:2.8 f=50mm
ZENZA BRONICA

 

 

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1976年に発売開始された、ゼンザブロニカの中判645、ETRシリーズ用のゼンザノンレンズだ。
このレンズは第2世代のもの。発売は1980年に近くなるだろう。
35mmフォーマットなら焦点距離が50mmは標準レンズだが、645フォーマットでは広角レンズとなる。8群9枚とエレメント枚数が多いのは、広角レンズだからなのだ。

35mmフルフレームで使う場合、イメージサークルの中心部だけを使うことになるため、欠点が出やすい周辺部は影響しようがない。
そのため、画面全体にわたって均質な描写が期待できるのだ。



このレンズは、貼り合わせ面にバルサム剥離が発生していて白濁し、描写に大きな影響が出ている。
全体にフレアっぽく、本来のシャープネスが大きく損なわれているのだ。

しかし、白濁の影響はアドビ社の「フォトショップ・エレメント」を使うことによって、ある程度は抑えられる。
PCソフト併用といっても、そんな複雑な操作をするわけではない。コントラストやレベルなどを自動補正するだけであり、作業は容易だ。

もちろん完全には改善できない。シャープネスが向上するわけでもない。
だが、普通のレンズではありえないような描写になることもある。むしろそれが楽しみで、こういうレンズも使ってみたくなるのだ。(^^;

 

なお、ブロニカETR→Eマウントアダプターが見当たらないので自作した。製作手順を次のリンク先に記載した。
 

 

 

今日は、水戸徳川家とは大きな関わりがある街に、ひさしぶりに行こう。
初夏の風景は、先に春に訪れた時に比べれば、かなり変わっているはずだ。
シャープなレンズもバルサム剥離したレンズも、それぞれがさまざまな絵を描いてくれるだろう。

 


 

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Sokolov Bach Prelude&Fugue BWV 890