TAMRON SP [151B] 17mm 1:3.5
1989年に発売されたタムロン、アダプトール2の超広角レンズだ。
1989年発売といっても、1979年に発売された51Bのリニューアル版で、10群12枚構成の光学系は同じと思われる。
ユーザーによるレンズマウント交換方式であるアダプトール方式のレンズ群はいまなお評価が高く、さらに、「SP(Super Performance)」名は、タムロンが特に力を入れて開発したレンズに冠せられている。
この超広角レンズも、タムロンの光学設計陣の総力を挙げて開発されたものなのだろう。
広角単焦点レンズの一般的なラインナップは28mm、24mm、20mm、17mmとなるだろう。
17mmは画角が極めて広く、やや特殊とも思える。
正面を向いて撮影した場合、画面の最下部は、ほとんど自分の足元のすぐ前にあり、とてつもない広さを画面に収めることができるのだ。
つまり、眼前のすべてを受け止める感覚になってしまうレンズなのだ。
それだけに被写体を選ぶレンズとも言えるのだが、眼前のすべてを受け止める感覚は楽しいものだろうと思うのだ。
海岸線をたどって、ネモフィラの咲く公園に行こう、海岸線の風景とネモフィラの咲く丘を重ねて行こう。
Mozart Sinfonia Concertante in E-flat Major K.364
- 1st Movement - Allegro maestoso