W NIKKOR 35mm 1:2.5 for NIKONOS
このレンズはニコンの水中カメラ、ニコノス用の水陸両用レンズだ。
1963年に発売されたこのレンズの基本設計は、1952年に発売されたレンジファインダー機用の「W-NIKKOR 35/2.5」にまでさかのぼる。
詳細は、「ニッコール千夜一夜物語」に詳しい。
レンズタイプはダブルガウスだ。きわめて古い設計のレンズであり、絞り開放での近接撮影では、画面周辺に盛大に「ぐるぐるボケ」が出る。目が回りそうだ。(^^;
しかしこのようなクセも、使い方次第でメリットにもなるのだろう。
水中カメラであるニコノスは、ピント合わせは目測式であり、ファインダー光学系にクイックリターンミラーがついていない。
結果、フランジバックが短くできて、広角レンズでも設計に無理がなくなる。
しかしそのために一眼レフでは使うことができず、長いこと使用を諦めていた。
このレンズをふたたびミラーレスで使ってみたかった。自作でアダプターを作り、むりやり?使えるようにしたのだ。
この記事は(1)(2)に分けてある。たくさん撮影しすぎた。(^^;
(1)(2)の写真に重複はないが、記事本文は同じだ。
なお、記事(1)はこちら。
秋雲は高層の風の中に (1) - ニコノス用 35/2.5 ▲
土曜日は曇り。県北部の県境の峠にまで足を延ばし、秋の残緑を撮影した。
日曜日は晴れ。風も強く、雲はその姿をめまぐるしく変えてゆく。
よく晴れた風の強い日は、久しぶりにニコノス用レンズを持ち出し、長い時間、浜辺を散歩しよう。
秋雲は高層の風の中に (1) - ニコノス用 35/2.5 ▲
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