MC ROKKOR-PG 1:1.2 f=58mm (minolta)

 

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このレンズは1966年ごろに発売開始された。
ミノルタのフラッグシップ的な位置づけの、「鷹の目」のレンズであり、いまでも人気が高い。

このレンズは、巻上げがロックしたSRT-101に付いた状態で、ジャンク箱に放り込まれていた。
レンズの前面全体は、カビに食われて白濁し、指で触っても「ざらざら」の状態になっていた。
ファインダー越しに見ても、前がほとんど見えないほどの状態だ。レンズ表面を拭き取っても、状態はまったく変わらない。これでは完全なジャンクだ。


こうなると、コンパウンドを使って、バフ掛け研磨をするしかない。
硝材が食われた場合、カビの根は深い。磨いてもレンズ表面には無数の凹凸が残るだろう。
だが、ソフトフォーカスレンズとして復活する可能性があるのだ。なにも見えないよりはましだろう。

 

で、時間はかかったが、やっと復活した。(^^)
もちろん、写りはまったく異なるものになる。これはソフトフォーカス・フィルターを付けた描写に似るのだろう。


 

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失敗したら完全なジャンクになるはずだったが、ともかく写るから、いちおう成功。
にじみが絶妙になった。所有するソフトフォーカスレンズは中望遠レンズばかりで、もう少し画角が広い標準レンズ系が欲しかった。
このレンズは、その座を完璧に確保した。(^^;



写真撮影をした森は、個人的に非常に「お気に入り」の場所だ。ときどき行くのだが、不思議なことに、帰宅してから後になってぐったり疲れる。
たくさん歩いたから疲れるという、肉体疲労系?ではない。
なぜか、帰宅してから、起き上がっていることができなくなるのだ。
床の上であっても、そのまま眠り込んでしまう。だがその疲労感に、不快なものがあるわけではない。

ブログ記事で、森のことを書くことがあるのだが、知らず、この森のことを描いているのかもしれない。



 

Keith Jarrett - The Koln Concert Part II c