あるわけねぇだろ。
「当たり前だと思ってんなよ!」
彼女が声を張り上げる。
少女の胸ぐらをつかみあげて、慟哭する。
「また会えるなん て!本気で!少しでも本当に信じてんのかよ!?」
「当たり前でしょ!?そのために約束をしているのよ!?」
「しんっじらんねぇ!」
負けじと声を張り上げる少女に、彼女が噛みついていく。どうしてだ、どうしてそんなに幸せそうに明日を信じられると泣いている。
「明日も会えるなんて、奇跡でしかねぇんだよ!なんで、なんで、おまえはその奇跡の中で当たり前の顔してんだよ!」
「だって!私は!」
「しってんだよ!言うな!」
声を遮り、耳塞ぐ代わりにわめいている。どうしようもない寂しさ、それが露出している。
彼女は会えない。二度と会えない。