最近忙しく とりあえず疲れ果てていたので

(忙しかった日のネタも 明日アップします。そんなの載せてどうする?という気もしつつ 吐き出したくて)


映画を見ました。


「スパイの妻」


私は蒼井優さんの演技好きで

彼女の出る映画なら間違いないと思って

ハズレがないので

たとえたんかん映画みたいなものでも

日本でよく見に行ってました。



初めは ちょっとスパイものの入った 恋愛ものかなーみたいな気持ちで

蒼井優さんの演技も素敵だし

服や建物もおしゃれで そんな 綺麗なの楽しむラブくらいな気持ちで見始めました。

初めは まさにそんな雰囲気

旦那さんがいるのに

幼馴染を家に呼んで 一緒にお酒飲んだ露しちゃうのです。

でも 進むうちの 全然そんなんじゃ済まなかった!!!!




超大作でした。



物語の

複雑性 大どんでん返しに次ぐ 大どんでん返し!!

その緊迫感

演技の素晴らしさ

背景の建物や映像の美しさ

などなど、、、


あの役は

高橋一生さん 蒼井優さんにしか

絶対できなかったよな と思う。

ものすごい存在感 と素晴らしい演技でした。


日本人 日本の映画ゆえの

言外のところ 佇まいや 沈黙や 存在感から立ち上る、、、 そういう素晴らしい演技でした。

映像の光と影も美しい。


蒼井優さんの医師への最後の一言が重い。


「私は狂ってはおりません。

ただ 

それがつまり 

『私が狂っている』ということなんです

きっと

この国では」


戦時中にこの言葉

そして彼女からは発せられた時

唯一無二の言葉となって立ち昇ってきます。

(※この言葉自体は いろんな映画紹介サイトに書かれてるので共有して大丈夫なはず!)



結構軽い気持ちで見てしまいましたが

緊張感がずっとあって

疲れてる時

軽く見るようなものではなかったですけどね(笑)


ちょっと いいもの見たい時

上等な何かに触れたい時

そういう時におすすめの映画です。



あ 配役で言えば

東出さんもよかったですよ。

演技初めて見ました。

「世界の果てにひろゆきと東出おいてきた」

は 私の一番大好きな旅番組です。

あの東出さんの なんというかどうにもならない人の良さや ある意味の「目の前のことへの誠実さや優しさ」みたいのが 役によくあっていました。

(もちろんあの杏さんとの一件は知ってます。だからあえて「目の前のことへの」なんです)


とにかく配役が秀逸でした。