今日のイギリスは

雪が降り

その後晴れ

で雨が降り

直後に晴れるも 数分後に大雨が降り、、、、

を10回くらい繰り返しました。


危険そうな雲でしょう?

桜は綺麗。でも日本ほど豪華な感じはない。

娘は、「ガーリーな女子はつまらない」 と言って

男子とズーーーーーーっと遠くに言ってしまい もはや胡麻サイズ笑い泣き 娘が男の子たち追いかけ回したり激しい遊びをしてました。↓遥か彼方におります。




さて 今日はなぜか 空き時間に

フジコ ヘミングさんの

動画をたくさん見ました。


賛否あるも やはりあの演奏は美しく

そして 力強さが 何か生命力から来ているような、、、、。


彼女の人生は

側から見るとものすごい過酷です。




スウェーデン人の父と日本人の母のもとにドイツで生まれたフジコさん。
3際の時に家族で日本に帰国します。

しかし 戦争へと進む日本 外国人である父は 祖国に帰ってしまい、母と苦しい生活を送ります。

さらに戦争が始まり 周りで人が死んだり 物が全然食べられなかったり、、、。
赤ちゃん泣き

その後 すごい頑張ってピアノで認められていき 母の学んだ ベルリンへの留学を強く望みます。


青春時代にはなんと国籍を失います。


無国籍でパスポートがないゆえにせっかく才能があるのに留学が叶わない日々。

(国籍がないからってすごい理由ですよね驚き

やがて ドイツ大使が 難民としてドイツに渡ればいいと助言してくれて 赤十字の難民として渡独。

食べるものにも困る状態ながら 徐々に当確を表すも 大事な時期に聴覚を失います。


 (ちなみに 日本でできた娘の友人のママがハーフ。彼女が子供の頃 ハーフの子は日本国籍がもらえず無国籍で、、、 国籍得るのにすっごい苦労したと言ってました。昔の国際結婚過酷凝視びっくりマーク)


彼女が 本当の本当に大成するのは60代です。

本当に過酷な人生。でも 彼女は真向きなことをたくさん話しています。

そして90を過ぎても ステージに立ち続けました。


彼女のあの音の深さや たくましさは

確かにそういう底力がなければ

できない演奏のような気がしました。


まあ それ以上に音楽力でしょうけど。


美輪明宏さんと 美について語る時とか

とても楽しそうでした。

そして 「本当の美」を知っている 「それこそが本当のもの」(コンピュータとかそういうのは本当の美とは異なる)というお二人の一貫した姿勢が面白い。


そして飛行機苦手だからヨーロッパと日本は電車で行き来したいとかいう時はカワイイ💖



(そして 昨日ちょうど書いた女子集団苦手な私)


動画の中で

あんなすごい演奏する彼女ですが

富豪の家に呼ばれて行ったとき

美しい奥様方の 可愛らしい盛り上がりに 完全に蚊帳の外、、、というか 入る気ないか、、、

すごくつまらなそう。というか合わなそう!驚き


という感じで 途中で話すのも面倒になって席を立ちピアノ演奏 開始してしまいます。笑い泣き笑い泣き笑い泣き



その翌日は

今度は 初めて会う(でも有名)音楽家に請われて会います。

その楽しそうなこと 女子軍団といた時との

差が本当に激しくて笑っちゃいました。



あんな 大舞台で堂々とした人

あんな音楽を奏でる人が

女子集団ないで 所在投げに 居心地悪そうに過ごすのを見て


なんか自分みたいのが 女子集団に緊張するなんて 大したことじゃないな って思いました。


まあ 私もヘミングさんみたいに

ピアノをさっと弾いて逃げ さらにみんなを感動させてしまう

くらいのスキルがないのが残念なところですが。


(ちなみに 男性集団にはなんかあんま緊張しないんですよね。不思議。一時期仕事で うちの部署は女子私だけだったけど 女子のグループとかの気遣いしなくてむしろ気楽だったくらいです。)



彼女の代表作カンパネラ

その鮮やかさ その音が見せる様々に変わる表情は

なんだか 

今日のイギリスの空に通じるような気がしました。


彼女の演奏 生で聞きたかったな。


天国に行くことについて

あの世で モーツアルトやショパンに会えるの楽しみ爆笑と言ってたので

今頃あの世で楽しんでるのかなー と思います。


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※注)ちなみに 彼女の音楽性については 結構批判も多いですよね。私は全然ピアノ詳しくないので、ピアノ技巧は分かりません。あと 普段も本でもその技巧の凄さより、その文章や単語やの ピカっと何か光る 美しさが好きな方なので、、、

彼女の音には何か他とは一線を画す美しさ 立体感 物語性みたいなものは 確かにあるように思います。

それが評価されても 酷評されても 私の傾向的に好きだなあ と思いました。

あの天才的な構図の富嶽三十六景も 散々みすぎてると飽きてきますしね、、、 それより歌麿の人間味に癒される的な、、、。


ご本人自身も言っています「私のラカンパネラが一番うまいとは言わないけれど でも私は私の慣らす金の音が一番好きなんです」って。